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セブンガールズ映画化実行委員会
  最終更新日
要旨 アメリカ軍の支配下にあった終戦直後、希望と尊厳を奪われたドン底の東京に、わずかな命を生きた娼婦達がいた。家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女達を人は蔑み、パンパンガールと呼ぶ。とっくに捨てた幸せ、あるはずのない愛、取り巻く男達の野心に翻弄されながらも、手を取り懸命に生きようとした彼女達の歌、「セブンガールズ」が、瓦礫の街に今日も聞こえる。
ウェブマスター
カテゴリ
作成
言語 ja
エンドロール情報の整理
カテゴリ 編集
公開:
要旨: エンドクレジットを整理する。考えてみれば全ての情報が揃わないと、映像に当て込むことは難しい。前半部分に空白があって、仮でスペースを開けているけれど、どうなるだろう?足りない情報を再確認していかないといけない。それでも、少しずつ組みあがってきた。ある程度、情報がまとまったら、今度は、色々確認もしなくちゃいけない。エンドクレジットは刻印だ。この映画に関わってくださった皆様の名前がここに記載されていく。普段映画を観ても、どうしても、全てを観ることは出来ないけれど。けれど、とってもと..  もっと...

<div>エンドクレジットを整理する。</div><div>考えてみれば全ての情報が揃わないと、映像に当て込むことは難しい。</div><div>前半部分に空白があって、仮でスペースを開けているけれど、どうなるだろう?</div><div>足りない情報を再確認していかないといけない。</div><div>それでも、少しずつ組みあがってきた。</div><div>ある程度、情報がまとまったら、今度は、色々確認もしなくちゃいけない。</div><br /><div>エンドクレジットは刻印だ。</div><div>この映画に関わってくださった皆様の名前がここに記載されていく。</div><div>普段映画を観ても、どうしても、全てを観ることは出来ないけれど。</div><div>けれど、とってもとっても、大事なことだ。</div><br /><div>ハリウッド映画のような大きなプロジェクトだと、ものすごいクレジットになってる。</div><div>あちこちのスタジオで分業していて、CG一つとっても、1つのチームに25人ぐらいいたり。</div><div>それが何チームも連続で出てくるから、もはや、読み取ることも出来ないぐらいの人数になっている。</div><div>それでも、省略することなく、刻印していく。</div><div>この作品は、この人たちで製作されたのだという証拠だ。</div><br /><div>映画をテレビで放映すると、このエンドクレジットが流れないことが多い。</div><div>あれは、なんていうか、とても悲しいな。</div><div>まぁ、もちろん、放送する側からすれば当たり前のことなのだろうけれど。</div><div>そういえば、エンドクレジットのないテレビ番組も増えてきた。</div><div>テレビドラマでさえ、最終回まで詳しいクレジットは出さなかったりする。</div><br /><div>微妙な問題もある。</div><div>ちょっと前なら大した問題ではなかったのだと思うけれど。</div><div>どこかで誰かにお世話になったから、名前を載せようとなったら、本人確認が必要な時代だ。</div><div>小道具をもらった人がいるから名前を載せようなんて、簡単にできるわけではない。</div><div>もちろん、自分自身で公開している情報なのであれば、特段の問題はないけれど。</div><div>公開していない名前を勝手に記載すれば、個人情報保護法案に抵触する。</div><div>一般的には、名前と電話番号、電話番号と住所、など2つ以上の情報が記載されて、初めて、個人情報と言われるけれど。</div><div>とは言え、名前だけでも、今の時代はとっても気にしなくちゃいけない時代になった。</div><div>映像は残るものだから、なおさら、繊細に考えなくてはいけない。</div><br /><div>もちろん、スタッフさんは別だ。</div><div>スタッフさんにとって、名前は看板だからだ。</div><div>看板である以上、むしろ、掲載しないわけにはいかない。</div><div>だから、プロのスタッフさんなのか、そうではない協力者なのか。</div><div>きちんと、見極めて、確認すべきところは全てしなくてはいけない。</div><div>最低限必要なことは調べておいて、問題にならないように、確認が必要だ。</div><br /><div>ある程度整理が終わってから、劇団員にも確認しなくちゃいけないと思いつつ。</div><div>まったく、その辺の部分で、ルールの整備が出来ていない。</div><div>この人の名前をここに掲載してください!と言われたまま掲載して、実は、NGだったじゃ目も当てられない。</div><div>繊細な対応が必要だから、きちんと、ルールを記載して、確認しなくちゃなぁと思ったまま。</div><div>別の作業ばかりやっているような感じだ。</div><br /><div>今、ある情報の整理が出来たら、ルールの整備だな。</div><div>それが出来たら、劇団員にも、関わってくださっていて、おいらが知らない人がいたら教えてもらわなくちゃだ。</div><div>もちろん、劇団だけではなくて、各スタッフさんもだ。</div><br /><div>最終的にどれぐらいの人数になるだろう?</div><div>想像もできないけれど。</div><div>それが、きっと、作品の広さにも繋がるんだろうなぁ。</div><a name="more"></a>
仕事以上
カテゴリ 編集
公開:
要旨: 整音作業をするマシンについて、実はちょっと色々複雑だったりする。KORNさんの助手さんのMACのノートに入っているProtoolsでの作業。その作業を、助手さんと一緒にしてくださるエンジニアさんが見つかったわけだけれど。実はエンジニアさんの環境では、現在のファイルを読み込むことが出来ない。いや、正確には、書き出して読み込めば、どんなソフトウェアでも対応は出来るのだけれど。書き出して、整音して、もう一度書き出して、KORNさんが更に取り込まなくてはいけない。そうなると、その間に..  もっと...

<div>整音作業をするマシンについて、実はちょっと色々複雑だったりする。</div><div>KORNさんの助手さんのMACのノートに入っているProtoolsでの作業。</div><div>その作業を、助手さんと一緒にしてくださるエンジニアさんが見つかったわけだけれど。</div><div>実はエンジニアさんの環境では、現在のファイルを読み込むことが出来ない。</div><br /><div>いや、正確には、書き出して読み込めば、どんなソフトウェアでも対応は出来るのだけれど。</div><div>書き出して、整音して、もう一度書き出して、KORNさんが更に取り込まなくてはいけない。</div><div>そうなると、その間にトラックが変わったり、微妙に色々面倒が起きる可能性がある。</div><div>最悪、せっかく、整えたのに、反映できなかったなんてことにもなりかねない。</div><div>そうならないためには、やはり、同じProtoolsでの作業がベストだ。</div><br /><div>実はエンジニアさんの使用しているProtoolsとヴァージョンが合わない。</div><div>もし、あえば、エンジニアさんの端末で作業が可能になる。</div><div>そうなれば、いつも使っている液晶モニタや、コントロールフェーダーを活用できる。</div><div>WinとMacのOSの違いは別にどちらでも変わりはないけれど。</div><div>さすがに、アプリケーションは同一じゃないと、読み込むことすらできないのだ。</div><br /><div>ところが、エンジニアさんは、新しいOSと、Protoolsを購入済みだった。</div><div>ただ、様々なハードウェアのドライバー更新など、かなりの大作業になるからアップデートをしないでおいたらしい。</div><div>ただ、ソフトはあるし、いずれ更新するから、これを機にアップデートをして。</div><div>もし、可能であれば、自分の慣れた環境でも作業を出来るようにすれば・・・と言っていた。</div><div>アップデートに失敗したら、助手さんのノートのMACごと借りて作業するという流れになっていたのだけれど。</div><div>3台のPCにインストール大会をしてみて。</div><div>実際、一台にはインストールは出来たのだけど、やはり、立ち上がらないという状況までは知っていた。</div><div>やはり、PCごと借りての作業に落ち着くなぁと思っていたところだったのだけど。</div><div>今日来た、連絡は、想像を超えるものだった。</div><br /><div>「購入したPCが届いたら・・・」</div><br /><div>え?購入?</div><div>これを機にアップデートまではわかる。</div><div>実際に、ソフトウェアは持っているとも聞いていたから。</div><div>どこかでアップデートしなくちゃいけないと思ってたというのもよくわかったのだけど。</div><div>まさか、これを機に「PC購入」までとは思っていなかった。</div><br /><div>もう、ハラハラして、このためにだったら、申し訳がなさすぎると伝えると。</div><div>実際にLIVEのレコーディングのサブマシンを買い替えたいと思っていた時期だという。</div><div>狙っていた端末も元々あったんだよなんて、返信が来る。</div><div>多分、本当のことなのだろうけれど、気を使ってそういっている可能性だってあるし。</div><div>このお願いがなければ、間違いなく、アップデートもなかったはずだ。</div><br /><div>もちろん、助手さんのMACでマウス操作だって、目的の日程までに整音を完成させるだろうと思う。</div><div>後ろから観るだけでも、マウスだけでもその作業スピードはすごかったし、時間的に間に合うと感じた。</div><div>それと、作業が始まったトタンのその集中力。</div><div>一気に、自分の作品として、ディティールにまで入り込んでいく作業。</div><div>人によっては面倒だなぁと感じるような部分まで、徹底するという事は、同時に楽しんでくださっているのが分かった。</div><div>だから、その作業のポテンシャルを更にあげたら、どうなってしまうのだろう?と、どこかドキドキもしている。</div><div>映画の音を整理していくという作業を楽しんでやってくださるとすれば、それ以上はない。</div><br /><div>申し訳ないなぁという思いと。</div><div>そうなった時の作業のすごさの期待と。</div><div>感謝の思いがないまぜになる。</div><br /><div>いつもいつもだ。</div><div>おいらは、人にお願いをする。</div><div>おいらに出来ることって、お願いした以上に自分も頑張ることぐらいしかない。</div><div>任せっぱなしにしないで、自分で出来ることは全て自分でやることぐらいだ。</div><div>でも、そう思って頑張っているのに、圧倒される。</div><br /><div>思うのだけれど、それは、仕事以上だ。</div><div>プロフェッショナルは完璧な仕事をする人のことかもしれないけれど。</div><div>実は、更にその上がある。</div><div>仕事の対価が金銭だとすれば、そんなものを越えてしまうもの。</div><div>とてもじゃないけれど、プロには出来ない仕事というものがあるんだ。</div><div>この「セブンガールズ」という企画で、おいらは、何度、そういう機会を目にしたのだろう。</div><br /><div>多分、仕事という認識では到達できないレベルがある。</div><div>熱中してしまうというか、衝動というか。</div><div>思いから始まる何かがないと、行けない世界だ。</div><div>本当にすごいんだぜ。すっごいんだ。</div><div>そういう世界の向こうに。</div><br /><div>「Seven Girls」が生まれようとしている。</div><a name="more"></a>
劣化させる
カテゴリ 編集
公開:
要旨: 音を整えていくと書くと、良い音にしていくのだと思いがちだ。けれど、実は音を加工するというのは、劣化だというのは、意外に思われるかもしれない。基本的に録音というのはなるべくそのままの音を録る。人間の耳に聞こえている以上の情報を全て空気感ごと録音する。人間の耳に聞こえる音を可聴帯域と言うのだけれど、それをはるかに超える情報量の音声データを収録していく。耳に聞こえない音の情報もあるからこそ、加工する時に余裕が生まれる。イコライザーで、本来聴こえていなかった帯域の音を持ち上げて聴こえ..  もっと...

<div>音を整えていくと書くと、良い音にしていくのだと思いがちだ。</div><div>けれど、実は音を加工するというのは、劣化だというのは、意外に思われるかもしれない。</div><br /><div>基本的に録音というのはなるべくそのままの音を録る。</div><div>人間の耳に聞こえている以上の情報を全て空気感ごと録音する。</div><div>人間の耳に聞こえる音を可聴帯域と言うのだけれど、それをはるかに超える情報量の音声データを収録していく。</div><div>耳に聞こえない音の情報もあるからこそ、加工する時に余裕が生まれる。</div><div>イコライザーで、本来聴こえていなかった帯域の音を持ち上げて聴こえるようにしたりも出来る。</div><div>或いは、そもそも聞こえないけれど、混ざった音声になると邪魔になる低音をカットしたりする。</div><div>ローカットフィルターなどは、一般家庭用オーディオ機器でもあるから聞いたことがあるかもしれない。</div><div>低音がなくなると、高音の抜けが良くなったり、全体になった時に変わったりする。</div><br /><div>コンプレッサーは音を圧縮するわけだし、イコライザーだって、どこかの帯域を持ち上げたり削ったりする。</div><div>響きを変えていくリバーブにしても、音声情報を疑似的に反響音を加えていくのだけれど。</div><div>反響してきた音は、当然、元の音よりも痩せている情報を加えていることになる。</div><div>やまびこ効果の、ディレイだって、当然、音の減衰効果を加えることになる。</div><div>レベルが下がり、倍音が減り、音が劣化していく。</div><br /><div>録音された音の持つ豊富な情報をいかに劣化させていくのかがエンジニアの仕事だから。</div><div>そんな言葉を聞いて、なんというか、とても哲学的なことなんだなぁと、思ってしまった。</div><br /><div>けれど、結果的にそうやって、劣化させていった音を重ねていくことで、音楽が出来る。</div><div>ギターは、ギターの持つ一番良い音だけを抽出して。</div><div>ベースは、本来、持っている音を太くしたり、より響かせたりする。</div><div>ドラムには、ガレージのようなリバーブをかけてみたり。</div><div>ボーカルには、フランジャーをかけて、心地よい揺れを加えたりする。</div><div>そういう積み重ねで、音楽を製作していくのだ。</div><div>元々持っている音の情報量をどんどん削っていくことで聞こえてくる音がある。</div><div>実際、日本の歌謡曲はとてもボーカルが聞きやすくミックスされているけれど。</div><div>メロディの帯域に近い、ギターやキーボードなどのイコライザーをいじらないと、声が前に出るのは難しかったりする。</div><div>まぁ、それでも、前に出てくる太い声の持ち主もいるのだけれど。</div><div>欲張って、楽器の持つ全ての音を出してしまうと、かえって、もこもこして、お互いを食い合ってしまうのだ。</div><br /><div>こういう知識が、自分の中にすっと落ちていく。</div><div>作品を作る要素の一つである自分の芝居に置き換えることのできる哲学だからだ。</div><div>例えばどんな作品であったとしても、出演者全員が自分が目立つことばかりを考えれば、結果、作品がダメになる。</div><div>やっていることは劣化のようだけれど、実は、そうではなくて、不必要なものを削る作業と考えられる。</div><div>全員がバランスを考えて、全体感を観ることがもしできるのであれば。</div><div>全員の芝居がきちんと見えてくる作品になるという事だ。</div><br /><div>まぁ、実際には全員が全体感を見ながら芝居をするなんて、とっても難しいことだ。</div><div>そこには、どこか客観性も必要になってくるから。</div><div>だから、舞台には演出家がいるし、映画には監督がいる。</div><div>ただ、役者の中にも何人か、そこを理解する人間がいたほうが、確実に作品は深くなる。</div><div>そして、当たり前のことだけれど、ドラマでも映画でも、そこが見えてるんだなぁという役者は、芝居がとても良いと感じる。</div><div>すぐに評価されることがなくても、確実に、いずれ評価される俳優だった。</div><div>ハヤリスタリの商売だから、急にとっても評価される俳優ももちろんいるんだけれど。</div><div>長く、色々な作品に呼ばれて、いつの間にか高い評価を得ているような俳優は、確実にそこが違う。</div><div>すたれるようなことがない。</div><div>自分が勝負する場所と、自分が全体になじむ場所をきちんと組み立てているのがすぐにわかる。</div><div>何か映画でも舞台でもドラマでも観て、やけに印象が残らない役者がいたら、もう一度見てみるとわかったりする。</div><div>必要以上にでしゃばってしまっていたりして、勝負する場所がかえって目立たなくなっているのがすぐにわかる。</div><div>あるいは、結果的に編集の都合で、カットされてるシーンがあるぞ・・・と見当がつく。</div><br /><div>アフレコはなるべくクリーンな音声の収録をした。</div><div>正直、ここまでクリーンじゃなくていいだろというぐらい、音情報が多く、声が太い。</div><div>けれど、撮影現場で収録したセリフは、当然、音情報がそこまで多くはない。</div><div>ガンマイクであれば、周辺の音も同時に収録しているし、ピンマイクだって直接マイクに向かって喋っていない。</div><div>だから、アフレコに差し替えた瞬間に、急にクリアな音声が出てきてびっくりしてしまう。</div><div>そのクリアな音声をどんどん劣化させていって、より、収録音声に近づけていく。</div><div>もちろん、収録音声は音声で、聞き取りやすいように加工していくのだけれど。</div><div>ノイズを削ったり、薄く乗っているヒスノイズを取って行ったり。</div><div>そうやって、劣化させて混ぜていくことで、違和感をなくして、作品になっていく。</div><div>効果音もそうだ。今ははっきりしていても、劣化させて混ぜていけば、より効果的になっていく。</div><br /><div>だったら、撮影現場に似た雰囲気にして、最初から、音情報の少ないアフレコをした方が早いと思う人もいるようだけれど。</div><div>エンジニアさんからすれば、それだけは、しないでくれと言われることがほとんどだ。</div><div>クリアな音声を痩せさせることは容易だけれど、瘦せた音声を持ち上げることはとても難しいからだ。</div><div>似たような音声で混ぜてしまうのが、実は一番、違和感になったりするから、後で修正しづらくなっていく。</div><div>かぶせた瞬間はとっても、クリアだと違和感が大きいけれど、それが正解。</div><br /><div>こんなことも、哲学的だなぁと思う。</div><div>豊富な引出しを持ちながら、その中からチョイスしていく。</div><div>そういう芝居のテクニカルな部分によく似ている。</div><div>例えば、カメラには映っていなくても、相手役の感情が揺れるように視線を合わせてから、すっと外したりする。</div><div>それが、相手役の感情に火が付くキッカケになって、結果的にそのシーンがよくなるなんてことがある。</div><div>そういう細かいテクニックは、気付かれないことも多いし誰もみてもいないし、評価もされないけれど。</div><div>まわりまわって、自分の評価に繋がっていく。</div><div>自分がカメラから映る位置でだけそれをやっても、相手役の感情が揺れないのだから。</div><div>まったく映っていない芝居こそ、豊富な情報になるのだなぁなんて、置き換えて考えてしまう。</div><div>だから、芝居は相手役に恵まれないと、不幸なんだよなって、思ったりもする。</div><div>豊富な情報の中から、ピックアップするから、観ている人の心に届くんじゃないかなぁって思う。</div><br /><div>整音一つで、そこまで考えてしまうのだから病的なのかもしれない。</div><div>けれど、撮影後のポストプロダクションは、おいらの様々なフィロソフィーを肉付けしてくれている。</div><div>考えてみれば、カラーコレクションも劣化作業だったりすることを思ったりする。</div><div>ソリッドにしていくこと、作品の流れを読んでいくこと。</div><div>それは、自分がこれから芝居をしていく上で、大事な大事な宝になるなぁと改めて思う。</div><br /><div>誰も気づかなくても。</div><div>それこそ、演出家も監督もプロデューサーさえ気づかなくてもいい。</div><div>こっそり作品を豊かにする方法論を持っている。</div><div>そんな役者って、すっげーじゃんなんて思う。</div><div>おいらの思う理想にはまだまだ道が長いけれど。</div><div>確実に、違うレベルに踏み込んでいるなぁと、感じた。</div><a name="more"></a>
整音作業リスタート
カテゴリ 編集
公開:
要旨: 朝起きて、書き出し完了を確認してからPCをバッグに詰め込んでいく。シャワーで無理やり目を開けてからすぐに出かける。あの町に、あの人に、会いに行く。ロータリーに泊まっている大きな車。運転席を覗くと懐かしい顔がそこにあった。思わず笑顔になる。お久しぶりです!そういいながら、あっという間にいつかの日に戻っている自分。KORNさんの助手さんと、一緒に車に乗り込んで、移動する。到着すると、記憶が少しずつ戻ってくる。玄関には山積みになったMOTUのオーディオインターフェースがあって、その..  もっと...

<div>朝起きて、書き出し完了を確認してからPCをバッグに詰め込んでいく。</div><div>シャワーで無理やり目を開けてからすぐに出かける。</div><div>あの町に、あの人に、会いに行く。</div><br /><div>ロータリーに泊まっている大きな車。</div><div>運転席を覗くと懐かしい顔がそこにあった。</div><div>思わず笑顔になる。</div><div>お久しぶりです!</div><div>そういいながら、あっという間にいつかの日に戻っている自分。</div><div>KORNさんの助手さんと、一緒に車に乗り込んで、移動する。</div><br /><div>到着すると、記憶が少しずつ戻ってくる。</div><div>玄関には山積みになったMOTUのオーディオインターフェースがあって、その上に電動工具。</div><div style="text-align: left;">日本のどこを探しても、こんな人はいないよなぁと思う。</div><div style="text-align: left;">スタジオに入ると、あの時と同じように自作のコンソール。</div><div style="text-align: left;">ありとあらゆる部分に、自らの手を入れてある。</div><div style="text-align: left;">市販製品に劣らぬクオリティで、大きなコントローラーが組んである。</div><br /><div style="text-align: left;">コンソールにスポンジをひいて、助手さんのMACを置く。</div><div style="text-align: left;">音声のアウトプットをモニタースピーカーに接続。</div><div style="text-align: left;">おいらが持っていった液晶モニタとも接続して、作業が始まった。</div><br /><div style="text-align: left;">全体を観て、トラックを把握しながら整理していく。</div><div style="text-align: left;">あっという間に、その全体感を理解していく。自分なりに解釈していく。</div><div style="text-align: left;">基本となるシーンを指定すると、そこに合わせていく。</div><div style="text-align: left;">トラック整理しているなぁと思っていたのに、気付けば、整音作業に入っていた。</div><div style="text-align: left;">それまで奥にあった音が前に出てきたり、バランスがどんどん変わっていくことを耳で感じていた。</div><div style="text-align: left;">わ!と、声が出たのは、明らかに音声の質感が変わった瞬間だった。</div><div style="text-align: left;">アフレコ収録したクリアな音声が、あの時に撮影した現場の音声に間違いなく近づいたのが分かった。</div><div style="text-align: left;">思わず立ち上がって、画面をのぞき込むと、丁寧に、何をどうしたのか教えてくださる。</div><br /><div style="text-align: left;">EQを持ち上げて、どこに何がいるのか当たりをつけてから、逆につまんでいく。</div><div style="text-align: left;">音の幅を狭くするために、子音の部分だけコンプを当てていく。</div><div style="text-align: left;">足音が鳴る前だけを少し伸ばしておく。</div><div style="text-align: left;">とにかく、細かい作業を一つしていくたびに、音声が馴染んでいくのが手に取るようにわかる。</div><div style="text-align: left;">正直、おいらがそこにいても出来ることなんかほとんどないのだけれど。</div><div style="text-align: left;">明らかに音声が混ざっていくのが、手に取るようにわかった。</div><div style="text-align: left;">すごい。</div><br /><div style="text-align: left;">今、音楽のレコーディングといえば、当然、PCが基本だ。</div><div style="text-align: left;">デジタル化された音声データをPC上のソフトウェアで、加工していく。</div><div style="text-align: left;">今は、それが普通になったから、自分のPCで、自分で加工してしまう人がほとんどだ。</div><div style="text-align: left;">インディーズと呼ばれる世界の自主運営バンドたちは、今や自分のPCで録音から加工までしてしまうようになった。</div><div style="text-align: left;">今回お願いしたエンジニアさんは、それこそ、つまみをいじり、テープに録音した経験のある方だ。</div><div style="text-align: left;">だから、音の根本がわかっている。音とは波で、その波をどうすれば、どうなるのか把握している。</div><div style="text-align: left;">デジタルな画面でグラフィカルなイコライザーを見ながらいじるのではない。</div><div style="text-align: left;">形は違えど、ツマミをいくつか持ち上げてみてから、当たりをつけていくことを、デジタル上でもやっていた。</div><br /><div style="text-align: left;">確実に景色が変わった。</div><br /><div style="text-align: left;">いつまでに、この整音作業を終わらせるのか日程を伝えると、サラリと、行けますよなんていう。</div><div style="text-align: left;">おいらは、その作業に。そしてディティールまで修正していくことに。そして作品に向かう姿勢に。</div><div style="text-align: left;">あっという間に、強い信頼を覚えた。</div><div style="text-align: left;">関わる以上、ただ音をいじるのではなくて、自分の作品なのだと思えるまでやる。</div><div style="text-align: left;">きっぱりと、そう言い切っていた。</div><br /><div style="text-align: left;">稽古だから、早めに辞する。</div><div style="text-align: left;">助手さんは残って、作業を観たいという。</div><div style="text-align: left;">一度、車で駅まで送ってくださった。</div><div style="text-align: left;">そのガレージの車の横には、釣り船が係留してある。</div><div style="text-align: left;">この船も手作りなのだという。</div><div style="text-align: left;">船を作る?</div><div style="text-align: left;">そんなこと、ありえるのだろうか。</div><br /><div style="text-align: left;">稽古場に向かう電車の中、含み笑いが止まらない。</div><div style="text-align: left;">音がどんどん変わっていったあの感じが耳に残っていたから。</div><br /><div style="text-align: left;">稽古をして、終わって、飲みに行くころ、連絡が来る。</div><div style="text-align: left;">ええ!この時間まで作業を続けてくださったんだ・・・。</div><div style="text-align: left;">あの集中力を維持していたんだなぁ。</div><div style="text-align: left;">今から自分のPCに、インストール大会を開催するという連絡。</div><div style="text-align: left;">用意したまましていなかったアップデートをしてみて、自分のPCで作業できるか確認してくださる。</div><div style="text-align: left;">もし、出来なかった場合は、助手さんのPCをそのまま貸し出すのだそうだ。</div><div style="text-align: left;">それは、助手さんから置いていきますと言ってくださった。</div><div style="text-align: left;">でも、自分のPCで作業できれば、コントローラー、フェダーまですべて使用できるようになる。</div><div style="text-align: left;">もし可能であればその方が良いに決まっている。</div><br /><div style="text-align: left;">すごい。</div><div style="text-align: left;">もう、早く、次に行ける日程を探らないとと思っている。</div><div style="text-align: left;">聞きたいのだ。</div><div style="text-align: left;">その後、どうなっているか、聞きたくてうずうずしているのだ。</div><a name="more"></a>
テロップ作成
カテゴリ 編集
公開:
要旨: 目覚めてすぐにテロップの製作に入る。もちろん、今までもいくつかのテロップは貼り付けてあったけど、あれは仮だ。なぜ、仮だったのかといえば、テロップを付けたまま色調整は出来ないからだ。それをしてしまうと、文字にまで色調整が入ってしまう。それも、カットごとに、調整具合が違うのだから、テロップがシーンごとに色が少しずつ変わってしまう。なぜか、あのシーンだけテロップがオレンジがかってるなぁとか、そうなっちゃうのだ。だから、事前に貼ってあるのは仮だった。特にフォントも気にせずに、位置とタ..  もっと...

<div>目覚めてすぐにテロップの製作に入る。</div><div>もちろん、今までもいくつかのテロップは貼り付けてあったけど、あれは仮だ。</div><div>なぜ、仮だったのかといえば、テロップを付けたまま色調整は出来ないからだ。</div><div>それをしてしまうと、文字にまで色調整が入ってしまう。</div><div>それも、カットごとに、調整具合が違うのだから、テロップがシーンごとに色が少しずつ変わってしまう。</div><div>なぜか、あのシーンだけテロップがオレンジがかってるなぁとか、そうなっちゃうのだ。</div><br /><div>だから、事前に貼ってあるのは仮だった。</div><div>特にフォントも気にせずに、位置とタイミングと大きさだけを、確認してもらっていた。</div><div>それを色調整済みの映像に、同じ位置タイミングで、正式なテロップを貼り付けていく。</div><div>それぞれPhotoshopで作成し、今は文字データのままだけど、最終的に絵画データに変更する。</div><div>文字データのままだと機種依存フォントなどで、近しいフォントに変換される可能性がある。</div><br /><div>テロップを一つ一つ、フォントを決めて貼っていく。</div><div>映像と重なる場合があるから、全てのフォントには薄くドロップシャドウをかける。</div><div>グローでもいいし、反色での枠でもいいのだけれど、字幕データが白い字に黒枠のはずだから避ける。</div><div>それと、色調整の前に外しておいたタイトルも配置する。</div><div>同じように、タイトルロゴも色調整されないように外してあったからだ。</div><div>音で決めたシビアなタイミングだから、まったく同じコマ数で配置していく。</div><br /><div>全ての映画劇中でのカラコレ後の貼り付け後、同じようにカラコレ後に配置するいくつかのオブジェクトも配置する。</div><div>ちょっとしたマスクデータや、画像データなどだ。</div><div>もちろん、色調整された映像を再度切り出して、前回と同じ処理をして貼っていく。</div><br /><div>それぞれが終わってから、今度は、エンドロールの製作に入った。</div><div>クレジットにはお世話になった皆様の名前を一つづつ入れていく。</div><div>古賀Pより、Photoshopで製作するのが普通ですよと言われたのでやはりPhotoshopで製作しているけれど。</div><div>印刷データなども製作しているおいらとしては、illustratorの方が、絶対にやりやすいんじゃないかと思う。</div><div>文字データなどの配置をしていくのであれば、確実にPhotoshopよりも特化しているから。</div><div>なにかいみがあるかもしれないから、とりあえず、Photoshopにしているけれど。</div><div>どこかのタイミングで、やっぱり、違うなとなれば変更するかもしれない。</div><div>結局のところ、どちらでもいいし、実はPhotoshopデータをillustratorで開くことも出来るはずだ。</div><br /><div>最近のアニメのエンディングなどはとってもとっても派手で、名前にエフェクトを駆けたり、動かしたりする。</div><div>個人的にはそういう派手なエンディングは嫌いじゃなくて、どうするのかなぁと思っていたけれど。</div><div>なるべくシンプルにした方が良いとの監督の指示があったので、シンプルにしていく。</div><div>不思議なことだけれど、確かにオープニングに比べてエンディングはシンプルな場合が多い。</div><div>どちらも好きだし、まぁ、作成したのを監督が見て、どう思うかだけれど・・・。</div><div>まともに、スタッフロールを作ると、何度も自分の名前が出てきてしまうから、古賀Pがまとめてくださった役職がある。</div><div>ちょっと、面白いなぁと思った。</div><div>そんなことを考えたら、監督だったら、ギャグを入れかねないことに気づいて冷や冷やする。</div><div>ここは、面白いことを実は仕掛けられる場所だから、アイデアを出されかねないなぁ・・・。</div><div>まぁ、その時はその時だ。</div><br /><div>まだスタッフロールの製作の途中だけれど、一旦作業をやめて、ビデオに配置する。</div><div>位置情報を開始位置からエンディング位置で指定すれば自動でアニメーションしていく。</div><div>想像よりも早いスピードになりそうだなぁ。</div><div>おいらがガキの頃は、映画館でスタッフロールが流れた瞬間に席を立つ人も多かったと思う。</div><div>香港映画はそれを逆手にとって、NG集を流したりしていた。</div><div>けれど、最近は、映画館でもスタッフロールが終わるまで席を立つ人も大分少なくなった。</div><div>スタッフロールの最後までが、映画なのだと、少しずつ理解されてきたのだと思う。</div><br /><div>文字データを貼り付けた状態の映像を再度書き出す。</div><div>今日は、いつもよりも早いけれど、ここまで。</div><div>明日は午前中から整音作業で出かけなくてはいけない。</div><div>なんだったら、日常よりも早起きだ。</div><div>稽古もあるから、終わりの時間もある。</div><div>明日で、MA、整音作業の道筋が見えてくるはずだ。</div><br /><div>テロップ作成は、すでに、DCP作成前の最終作業だ。</div><div>もう、完成はそこまで来ている。</div><br /><div>まずは、明日だ。</div><div>明日が過ぎたら、景色が見えてくる。</div><a name="more"></a>
酒の席
カテゴリ 編集
公開:
要旨: 自分に近しい人で支援いただいた方から、呑みの誘いがあった。元々はMA周りで、時間を空けていた日だったけれどキャンセルになったから出かける。もちろん、他の話もたくさん出たけれど、映画の話も色々と聞かれる。楽しみにしてくださっているんだなぁと、実感する。もう絵は出来ているし、音が出来れば、合わせていくだけだ。だから、披露試写会を早めにしようと思えば不可能ではない。けれど、それはやっぱり、まだ先の話になるだろう。海外プロモーションから、国内上映について検討して、それからになるんじゃ..  もっと...

<div>自分に近しい人で支援いただいた方から、呑みの誘いがあった。</div><div>元々はMA周りで、時間を空けていた日だったけれどキャンセルになったから出かける。</div><div>もちろん、他の話もたくさん出たけれど、映画の話も色々と聞かれる。</div><div>楽しみにしてくださっているんだなぁと、実感する。</div><br /><div>もう絵は出来ているし、音が出来れば、合わせていくだけだ。</div><div>だから、披露試写会を早めにしようと思えば不可能ではない。</div><div>けれど、それはやっぱり、まだ先の話になるだろう。</div><div>海外プロモーションから、国内上映について検討して、それからになるんじゃないだろうか?</div><div>聞かれたことには、もちろん、色々答えながらも。</div><div>まだあまり多くのことを口に出来ないもどかしさを感じる。</div><div>もちろん、その辺のことまで汲んで聞いていてくださったけれど。</div><br /><div>改めて、この映画が誰のために、何のために進むのかを再確認する。</div><br /><div>もちろん自分のためでもあるし、仲間のためでもあるし、監督のためでも、劇団のためでもある。</div><div>でもその向こうには、もっともっと、ずっとたくさんの人の思いがある。</div><div>映画に携わってくださった関係者の皆様や、支援してくださった方、家族、元劇団員、友人に至るまで。</div><br /><div>帰宅して、PCを開こうと思っていたのに、どうしても、瞼が重い。</div><div>BLOG書かないとなぁとか、テロップの修正しなくちゃなぁという思いがあるのに。</div><div>座ることも出来ない。</div><div>別に、それほど、たくさん呑んだというつもりもないのだけれど。</div><div>長い電車で、一度寝てしまったのが良くなかったのかもしれない。</div><br /><div>起きてから、少しして、BLOGを書いていないことに気づく。</div><div>なんというか、呑んでよかったなぁと今になって思う。</div><div>何かが足りないとすれば、そういうことなのだったかもしれない。</div><br /><div>まだ自分が、芝居を始めたばかりのガキの頃は毎日のように飲んでいたと思う。</div><div>バンドをやっていた時も、結局、ことあるごとに酒を飲んだ。</div><div>それ以降は、結局、劇団員としかあまり呑んでいなかったように思う。</div><div>それが、ここのところ、撮影監督と飲んだり、立て続けに機会があって。</div><div>自分や身内以外の、素面ではない話が耳に入るというのは、刺激になった。</div><br /><div>この映画に大きな期待をしてくださっている。</div><div>この映画を楽しみにしてくださっている。</div><div>仲間も、それ以外の人たちも。</div><br /><div>ただ当たり前だけれど。</div><div>今、この映画に大きな自信を持っているのはおいらだけだ。</div><div>見たこともない映画に期待は持てても、自身なんか誰も持てないのは当然だけど。</div><div>皆、どこかで、期待の裏側に小さな不安も持っている。</div><div>どんな映画になっているのだろう?そう思いながら。</div><br /><div>すごい映画になっているよ。</div><div>心でそう答えながら。</div><div>様々な視線を意識する。</div><br /><div>そうやって、また、少しずつ作業を進めよう。</div><a name="more"></a>
再起動
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要旨: MAが予想よりも、時間がかかるのにはいくつかの理由がある。一つは、撮影日によって、ガンマイクと、ピンマイクの数が変わったこと。もう一つは、アフレコで演出変更の箇所がいくつかあったこと。アフレコに元のセリフをただ差し替えると、違和感が強く出る。なぜならガンマイクには元のセリフも含めた音声が入っているからだ。だから、ガンマイクの音声を消す。そうなると、空気感であるとか、足音であるとかも同時に消えてしまう。だから、そこに更に、空気音を追加して、足音を追加していく。それでも、質感に違..  もっと...

<div>MAが予想よりも、時間がかかるのにはいくつかの理由がある。</div><div>一つは、撮影日によって、ガンマイクと、ピンマイクの数が変わったこと。</div><div>もう一つは、アフレコで演出変更の箇所がいくつかあったこと。</div><br /><div>アフレコに元のセリフをただ差し替えると、違和感が強く出る。</div><div>なぜならガンマイクには元のセリフも含めた音声が入っているからだ。</div><div>だから、ガンマイクの音声を消す。</div><div>そうなると、空気感であるとか、足音であるとかも同時に消えてしまう。</div><div>だから、そこに更に、空気音を追加して、足音を追加していく。</div><div>それでも、質感に違いがあったり、距離感に違いがあると、妙に浮いてしまう。</div><div>特に前半部分には撮影初日のピンマイクが足りていないシーンが多く、非常に困難だ。</div><br /><div>それでも、そういう下準備や処理をある程度してまとめておいて先日のMAの予定だったけれど。</div><div>まとめておく作業が、想像以上に進まないままで、当日は音楽の微調整なども入り、MAに至らなかった。</div><div>とは言え、当初のスケジュールから考えれば、とにかく、スケジュールを練り直さなくてはいけない。</div><div>スタジオが空いている日程に、再度、MAに入るとして、それまでに整音を煮詰めていかなくてはけない。</div><br /><div>エンジニアでもない限り、音声にコンプレッサーをかけたり、空気感を加えたりというのは、中々難しい。</div><div>音の持つ特性をどこまで理解しているかで、全然、作業効率も変わってくる。</div><div>それでも、何もできないかと言われたらそうじゃなくて、おいらにも出来ることはある。</div><div>例えば、トラックごとの整理であったり、インデックスやグループ化など、処理しやすい状態にすることだ。</div><div>だから、同時進行で、自分でも出来ることがないか、スタジオツールをインストールしてみたのだけれど。</div><div>どうも、何かのファイルエラーで立ち上がらないことが分かった。</div><br /><div>実は、インストール後、かつて劇団でお世話になった方に操作方法など教えてもらう予定だった。</div><div>・・・というか、むしろ、整音をしていただけないか確認していた。</div><div>快諾していただけたのだけれど・・・</div><div>すでにエンジニアを引退されて数年経過しており、マシン環境的に厳しいことが分かった。</div><div>だから、おいらの端末にインストールして、目の前で操作してもらって、自分の出来る範囲がわかれば。</div><div>そのあとのスケジュールをもう一度組み立てられると思っていたのだ。</div><div>けれど、そのインストールがうまくいかない、そしてKORNさんの助手の方とのスケジュールも合わない。</div><div>万事休した。</div><br /><div>考えて考えて、頭が痛くなって布団に逃げ込むようにもぐりこんで。</div><div>朝起きても、やっぱり、考えていた。</div><div>今から外注に出すとなると、予算的には、とてもじゃないOVERをしてしまう。</div><div>例えばその予算を用意したとしても、それは、この企画ではないんじゃないかという思いがある。</div><div>だって、この企画は、クラウドファンディングで集めた皆様の資金で動いているのだから。</div><div>別からお金を用意することは、どこか筋道が違うんじゃないかという思いがある。</div><div>予算内で納められる方法を探さなくてはいけない。</div><br /><div>悩んだまま、出かけて、外の空気を一息吸った時に。</div><div>あ!と、声が出た。</div><br /><div>この企画は、劇団の代表作を映画化しようという企画だ。</div><div>だからこそ、劇団で普段お世話になっている方の力をそのまま映画にしたいという思いがある。</div><div>監督も、俳優も、音楽も、MAも。それだけじゃなく。</div><div>だから、おいらの頭は少し、硬くなっていたのかもしれない。</div><div>以前、劇団でお世話になったエンジニアさんの名前が、KORNさんや監督、音楽監督から出たのもある。</div><div>それが、最後の一本の蜘蛛の糸だと思い込みすぎていたのかもしれない。</div><div>外注か、その方の力を借りるか、二択の頭になっていた。</div><br /><div>瞬間、降りてきた。</div><div>おいらは、バンド活動をしていた時に2枚のCDアルバムの自主制作をしている。</div><div>1枚目と、バンド前のプレCDは、KORNさんがRECもMIXもしてくださった。</div><div>あの時も、無茶な企画だったけれど、無茶なりになんとかなんとか道筋を見つけていった。</div><div>2枚目のアルバムを出す時、おいらたちは、一つテーマを持ってしまった。</div><div>「I LIVE YOU」というアルバム。</div><div>バンド全体で一発録音のライブ盤のようなアルバムを作りたいねという話になった。</div><div>もちろん、予算的な意味合いも含めて、そういう方向性になった。</div><div>そんなことどうやってやればいいんだろう?と、八方手を尽くして尽くして、準備していった。</div><div>深夜のライブハウスを格安で貸し切り、あとは、その環境でどうやってRECするのか?という話だった。</div><div>KORNさんの器材だと、スタジオ外に出てのRECにはそうとう縛りがきつかった。</div><br /><div>その時にお願いしたエンジニアさんの顔が急においらの頭に降りてきた。</div><div>劇団の・・・という頭だったから、劇団外の自分のバンド活動をどこかで除外していたのかもしれない。</div><div>しかも、ミックスの時に伺ったあの街に、今回のMA助手さんも住んでいるのだ。</div><div>最寄り駅じゃないか・・・。すぐ近くに教えてくれる人がいるじゃないか。</div><div>フリーのエンジニアさんで、LIVERECやPAまで、何でもやってしまうような方だ。</div><div>むしろ、整音作業は、LIVERECしているから、慣れていらっしゃる。</div><div>スタジオRECよりも、整音作業が多いはずだ。</div><div>恐らく、フィールドレコーディングもしたことがあるはずだ。</div><br /><div>即KORNさんに確認を取る。</div><div>もちろん、共通の知り合いだからだ。</div><div>KORNさん的にも余りにも今回の企画からは離れているから名前を失念していたのかもしれない。</div><div>すぐに、連絡してみましょうよ!との返信。</div><div>久しぶりに、おいらは、電話を掛けた。</div><br /><div>電話の向こうから聞こえてきた声は、あの時のままだった。</div><div>相談に乗ってほしい旨を恐る恐る伝える。</div><div>なんと、その電話で、いつお伺いするという所まで決まった。</div><div>昨日まで悩み続けていたのがウソのように、するすると話が進んでいく。</div><div>なんて、ありがたいことだろう。</div><div>KORNさんのMA助手さんにも、その日程で、伺うことを伝える。</div><div>まさか、自分の住む街だと思っていなかったから、運命的ですね!なんて返信も来る。</div><div>KORNさんから、データの状態と、目指すゴールだけ連絡しておいてもらう。</div><br /><div>そこまでの段取りが組めたから、KORNさんと、MA日の再設定をする。</div><div>その日までに、整音作業をどうやって終わらせられるのかが勝負だ。</div><div>その為に、まず、相談に行くしかない。</div><div>そこで、教わって、景色が変わるかもしれないし、他の道も見えてくるかもしれない。</div><div>ただ、明らかに昨日までとは違う。</div><div>前に進んだのだ。</div><div>ここから、限られた日程で、その作業を完了させていくしかない。</div><div>少なくても、そこで景色が変わらないようなら、別の道を探す覚悟も出来る。</div><br /><div>それにしても。</div><div>また、経験だった。</div><div>また、経験が助けてくれた。</div><div>バンド活動をやっていた時の、音源製作は、今、様々な局面で役立っている。</div><div>それこそ、編集だって、音源製作をして、シーケンサーというものに慣れたからすんなり覚えられたのだから。</div><div>自分の過去が、歴史が、どんどん今になって生きてくる。</div><div>あの笑顔に、もう一度、会いに行けるなんて、思ってもいなかった。</div><br /><div>それに、あの町は、親友が眠る街でもあるんだ。</div><br /><div>進むしかない。</div><div>もう、一本道だ。</div><a name="more"></a>
急ブレーキ
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要旨: とほほ。駄目か・・・。むーん。色々考えて、今まで、Protoolsの試用版のインストールを試していたのだけれど。無事、アカウントもとって、DLも済ませ、インストールまでは出来たのに。どうしても、立ち上がらない。試用版では、USBのiLokは必要ないとどこかに記載されていたのだけれど…。それなのだろうか?エラーメッセージを観る限り、ファイルシステムのエラーなのだけれど…。このPCに仮で30日限定のProtoolsトライアル版を入れて、作業工程を考え直そうと思っていたのに。それが..  もっと...

<div>とほほ。</div><div>駄目か・・・。</div><div>むーん。</div><br /><div>色々考えて、今まで、Protoolsの試用版のインストールを試していたのだけれど。</div><div>無事、アカウントもとって、DLも済ませ、インストールまでは出来たのに。</div><div>どうしても、立ち上がらない。</div><div>試用版では、USBのiLokは必要ないとどこかに記載されていたのだけれど…。</div><div>それなのだろうか?</div><div>エラーメッセージを観る限り、ファイルシステムのエラーなのだけれど…。</div><br /><div>このPCに仮で30日限定のProtoolsトライアル版を入れて、作業工程を考え直そうと思っていたのに。</div><div>それが出来ないとなると非常に、色々と厳しくなる。</div><div>だから、色々、また作戦の練り直しになるのが怖くて、試してみるも。</div><div>どこで検索しても、どのサイトにもこのエラーメッセージについては書いてない・・・。</div><div>っていうか、微妙にエラーメッセージが文字化けしているという。</div><br /><div>そうなってくると。</div><div>現在の日程のズレがいかんともしがたい。</div><div>どうにもこうにも出来ない。</div><br /><div>再考か?</div><br /><div>それ以外にないか。</div><div>立ち上がらないんじゃ、何もできないし、考えようがないのだ。</div><div>んん。</div><div>技術的な壁はいかんともしがたい。</div><div>一体どうしたらいいものやら。</div><br /><div>様々な時間が過ぎていく。</div><div>限界も迫っている。</div><br /><div>ああ、悔しいなぁ。</div><div>もお。</div><div>何か・・・何か手があるはずなのに。</div><div>答えに辿り着かない!!</div><br /><div>くそぉ。</div><a name="more"></a>
水が満ちるほど、そっと運ぶこと
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要旨: 今日まで、何度も何度も、壁にぶつかってきた。全てにおいて、一度でもすんなりと進んだことなんかない。そのたびごとに、頭を悩ませて、アイデアを出して、時には助けを求めて。どうにかこうにか、今日まで乗り切ってきた。ある意味では、もうすでに壁の慣れっこ。通常ならありえないような厳しい局面も乗り越えてきたのだ。慣れっこだけれど。慣れっこなんだけど。頭が痛くなるほど、考える。どうすればベストか。どうやればより良いのか。絶対に答えがあるし、絶対に出来ないわけがない。土台、馬鹿なのだ。この企..  もっと...

<div>今日まで、何度も何度も、壁にぶつかってきた。</div><div>全てにおいて、一度でもすんなりと進んだことなんかない。</div><div>そのたびごとに、頭を悩ませて、アイデアを出して、時には助けを求めて。</div><div>どうにかこうにか、今日まで乗り切ってきた。</div><div>ある意味では、もうすでに壁の慣れっこ。</div><div>通常ならありえないような厳しい局面も乗り越えてきたのだ。</div><br /><div>慣れっこだけれど。</div><div>慣れっこなんだけど。</div><div>頭が痛くなるほど、考える。</div><div>どうすればベストか。</div><div>どうやればより良いのか。</div><div>絶対に答えがあるし、絶対に出来ないわけがない。</div><br /><div>土台、馬鹿なのだ。</div><div>この企画自体が普通に聞けばバカみたいな企画なのだ。</div><div>そんなこと、どうやってやるんだよ?という局面が来るのが当たり前な企画なのだ。</div><div>例えば、世の中には根性であったり気合で乗り切るという場面は何度も訪れるけれど。</div><div>残念ならが情熱や気合でどうにかなるような場面なんか、実は、ない。</div><div>冷静に分析して、冷静にアイデアを出して、集中しながら、俯瞰で全体を観るような。</div><div>そういう場所からしか、この壁は破壊できないのを学んできた。</div><div>一瞬、立ち止まって、呼吸を整えて、ベストとは何かを模索する。</div><div>そこに、発想の転換が下りてくるはずなのだ。</div><div>今回も同じ。問題点を冷静に判断すれば、きっと、答えが出てくる。</div><br /><div>一人。</div><div>恩人がいる。</div><div>何度かピンチを救ってくれた愛情の人。</div><div>この企画のクラウドファンディングの達成の瞬間、飲みに行こう!といの一番に連絡をくれた人。</div><div>いつか朝まで酒を飲んだ人。</div><div>いつも、陰から応援してくださる人。</div><div>その人の名前が挙がった。</div><div>いつも連絡するときは無理をお願いしてしまうような気がして、とても連絡しづらかったのに。</div><div>連絡をすると、快く、返信をくださる。</div><div>今回も、返信をくれて、むしろ、申し訳ないなんて言ってくださる。</div><div>そうだ。</div><div>そうだ。</div><div>この企画は、こうやって、おいらたちの歴史、関わってきた全ての皆様の力で出来ている。</div><div>あまり一方的に頼るようなことはしないけれど、ほんの少しだけでもかかわってほしい。</div><div>もちろん、何もしなくても、歴史に関わった人すべての映画なんだ、これは。</div><br /><div>KORNさんの助手の方も、実は、劇団の公演に何度か来てくださっている方だ。</div><div>あの公演の、あのセリフが忘れられないなんて話してくださる。</div><div>なんとか、力になりたいですなんて言ってくださって、心に落ちていく。</div><div>監督の昔まで知っていたり、このBLOGも読んでいてくださっているという。</div><div>そういう力は、おいらは、何よりも信じたいと思っている。</div><div>そういう思いを、一つもこぼさないで、大事に運べるような器になりたいと心から思う。</div><br /><div>映画は産業で、そこで仕事をして生活しているひとがいる世界だ。</div><div>けれど、だとしたら、ものすごい利率の悪い産業だと思う。</div><div>もちろん、ブレイクするような爆発的なこともありえるけれど、それはとても少ないことだし、どんな産業にもある。</div><div>だから、映画産業と言いながら、その奥にはどんな人にも夢がある。</div><div>例えば撮影部だったら、自分の最高傑作を撮りたいとどこかで思っているはずだ。</div><div>例えば録音部だったら、本来、聴こえない感情が聴こえる音声を録音したいと思っているはずだ。</div><div>もしかしたら、ハリウッドで美術をやってみたいという人だっているかもしれない。</div><div>産業だし、仕事だし、生活が懸かっているけれど、その奥には夢がある。</div><div>なかったとしたら、続けられるような世界とは思えない。</div><br /><div>おいらは、もちろん、プロの仕事に感動しながら、期待しながら。</div><div>同時に、奥に眠っているような夢を大事に大事に、この作品という器に汲んできた。</div><div>それがこぼれるようなことがないように、必死に何かを守ってきた。</div><div>もちろん、監督の思いも、役者たちの思いも。どれもこぼさないようにしてきたつもりだ。</div><div>それは何故かと聞かれたら、それがこの映画だからだ。</div><div>おいらの思いなんか、この映画が完成すること、たくさんの人に観てもらう事、だけでいい。</div><div>皆の思いをきちんと繋いでいくことだけでいい。</div><div>なぜなら、本来のおいらは、エゴの塊の醜い奴だから。そんなのは捨てなくちゃできない。</div><br /><div>MAで、壁にぶつかった今。</div><div>同時に、でも、その思いの全てを運べる方法に頭を悩ませている。</div><div>監督の思い、音楽監督の思い、エディターの思い。</div><div>全てが注がれた音声になれば、それがベストだ。</div><div>良い音じゃない。思いのある音だ。</div><div>それは、絶対に伝わるものだからだ。</div><div>完璧じゃなくて良い。あたたかければ良い。</div><br /><div>壁にぶつかるとストレスで、右頬がひきつるようになってきた。</div><div>やれやれ。なんだ、この顔の筋肉は。</div><div>思いっきりつねってやれ。</div><div>そして、笑って上を向くんだ。</div><div>一筋の光明が、そこにある。</div><div>そこにきっと、何かの答えがあるはずだ。</div><br /><div>目の前のかすかな光を頼りに。</div><br /><div>歌いたいなぁ。ライブハウスで。</div><div>今、唄えば、おいらから何が出てくるんだろう?</div><div>いつも、それが楽しみだった。</div><div>今のおいらから出てくるものは、また、あの時と違うものなんだろうな。</div><br /><div>足を動かせ。</div><div>前に進め。</div><div>頭を働かせろ。</div><div>冷静に、ベストを見つけろ。</div><div>地味でいい。一歩だ。一歩ずつだ。</div><a name="more"></a>
MAの始まり
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要旨: 朝起きて、眠い目をこすり、慣れたとはいえ重いモバイルスタジオを背負う。電車を乗り継いで、スタジオに。音楽監督の吉田トオルさんとおちあって、KORNさんの車に乗り込む。スタジオに到着して、MAの準備。俳優が一人、アフレコ出来ていない部分があって到着。先にそこから始める。細かいけれど、細かいからこそ、目立ってしまうような部分。ちょっとずつブレンドして、ちょっとずつ直していく。それだけでも、時間がかかる。そうこうしているうちに、監督も到着。アフレコを終了して、俳優には帰っていただく..  もっと...

<div>朝起きて、眠い目をこすり、慣れたとはいえ重いモバイルスタジオを背負う。</div><div>電車を乗り継いで、スタジオに。</div><div>音楽監督の吉田トオルさんとおちあって、KORNさんの車に乗り込む。</div><div>スタジオに到着して、MAの準備。</div><br /><div>俳優が一人、アフレコ出来ていない部分があって到着。</div><div>先にそこから始める。</div><div>細かいけれど、細かいからこそ、目立ってしまうような部分。</div><div>ちょっとずつブレンドして、ちょっとずつ直していく。</div><div>それだけでも、時間がかかる。</div><div>そうこうしているうちに、監督も到着。</div><div>アフレコを終了して、俳優には帰っていただく。</div><br /><div>頭のシーンからMA開始。</div><div>最初の楽曲をどうするかで、いきなり詰まる。</div><div>この方向の方が、僕はいいと思いますと、一応宣言する。</div><div>こっちで作って、一度あっちに行ったけど、こっちに戻す方法もあるよね。という流れ。</div><div>こっちに戻すには、何が必要で、何が足りないのか、音を聞きながら探る。</div><div>監督の一言で、急きょ、レコーディングの開始。</div><div>スタジオの外までケーブルを伸ばして、足音の収録。</div><div>スタジオのブースに入って、音声の収録。</div><div>共に、かすかに聞こえる程度の音でしかないんだけれど、それが空気を作っていく。</div><div>すごいなぁと思いつつ、その1シーンで1時間以上の時間を使ってしまう。</div><div>残り時間を考えれば、とても、間に合うペースではない。</div><br /><div>ある程度、音声は整理してあって、バランスを見ながら、楽曲のフェーディングをしていこうと思っていたのだけれど。</div><div>その音声の整理が、もっと必要だなということになった。</div><div>そこでもう、今日中にMAが終わることはないと、理解した。</div><div>急遽、ブースにもう一台のMACを開いて、Protoolsを使用しての作業。</div><div>音声の整理、整音と、楽曲の配置、フェーディングを同時進行で進める方向になる。</div><div>音声の整理担当においら。</div><div>楽曲の方に、監督と音楽監督。</div><div>え?うそ、それ・・・責任重大じゃないの??</div><div>・・・と、思いつつ、そこから数時間ヘッドフォンの中で生きることになる。</div><div>おいらは、ヘッドフォンをつけると、音に集中しすぎてしまって1時間が耳の限度なのだけど。</div><div>そんなことも言ってられなかった。</div><br /><div>パラレルで進む作業。</div><div>遅々として進まない箇所も、出てくる。</div><div>そうこうやっているうちに、整音班はタイムアップ。</div><div>MA助手さんを見送り、出来ることはもう、劇伴の整理。</div><div>音楽監督の指示で、フレーム単位で配置場所が移動して、最適なバランスになっていく。</div><div>クライマックスの頃から合流したから、ぴりぴりと反応してしまう。</div><br /><div>ふと思い出したこと。</div><div>音楽ともSEとも言えるのをまだ配置していないこと。</div><div>あ、これ、どうするんでしたっけ?</div><div>あ!やってないじゃん、やろう!と急遽、配置するようなことも。</div><div>それが、流れた瞬間に鳥肌。涙。タイムトリップ。</div><div>監督も立ち上がって、音を確認したと思えば、次から次に、提案を出す。</div><div>だとしたら、こうじゃないか?こうしたほうがいいんじゃないか?</div><div>その連続から出来上がったそのシーンは、あっという間に心に落ちていく名シーンになった。</div><div>明らかにそれまでのそのシーンとは違った意味を持った。</div><br /><div>気付けば終電も間近。</div><div>それでも、ここもやっておこう。ここやってないじゃない?の連続。</div><div>ギリギリまで追い込んで、ついにタイムアップ。</div><div>おいらは通常のルートではすでに電車もなく。</div><div>終電から終電を乗り継いで、一度も、ノリ逃すわけにもいかないスリリングな乗り換えで、ようやく帰宅した。</div><div>よく寝過ごしたり、どこかで乗り換え間違えずに済んだものだ。</div><div>そのぐらい疲労していたし、電車の中で、ぼぉっとしていた。</div><br /><div>大いなる前進と、素晴らしい誕生があったと同時に。</div><br /><div>MAについてのスケジュールを再考しなくてはいけない、大きな大きな壁にぶつかった。</div><div>完パケ納品日は、決定しているわけではないけれど。</div><div>最短でこの日には、完成が必要になるかもという日程がある。</div><div>最高も最低も想定して動くことが大事なのだとすれば、やはり納品日は動かしたくない。</div><div>いや、納品日はどんな仕事にも当然あることなのだ。</div><div>仕上げてから納品日が伸びて、じゃあ、もう一度整理しようというなら、それはそれで良いのだから。</div><br /><div>音に関してのこだわりが強いこの三人が揃えばこうなることはわかっていたけれど。</div><div>さて、どうすることが一番良いのか・・・やや、胃が痛いけれど。</div><div>それを最高の結果に繋げる方法がきっとあるはずだと、もう一度、頭をひねるしかない。</div><div>MA・・・整音が1からになったと思っても良いぐらいの局面だ。</div><br /><div>どんな難局も乗り越えてきたじゃないか。</div><div>絶対に、回答はあるはずだ。</div><div>まずは、布団に入ろう。</div><div>今日はもうアイデアは出ない。</div><div>目がしばついて、耳が疲労して、集中力が散漫なのは明らかだ。</div><br /><div>MAが始まった。</div><div>始まったと考えるのだ。</div><div>ここから、どう進むか。</div><div>相変わらず、重い体でも、まず一歩、足を出すしかないのだ。</div><br /><div>映画は完成しようとしているのだから。</div><a name="more"></a>