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PROTRUDE PLAY NOTE
  最終更新日
要旨 劇団前方公演墳の新たな試み!?「PROTRUDE PLAYS」
ウェブマスター
カテゴリ
作成
言語 ja
舞台が出来た理由
カテゴリ ノート
公開:
要旨: このBLOGも自然になんとなく、前回で終わっていくつもりであった。所が、ふと、終わってからアクセスはもうないのだろうなと思って確認すると。地道に、アクセスが続いているだけじゃなくて。どうやら、毎日、全部のBLOGを読み直している人も多いようだ。作品が終わってから、どんな経緯で、どんな風に演出していったのか気になる人がいるのだろう。中には、とある漫画のタイトルから、漫画家の名前でピンと来たり。あ、ここに書いてあったことは、作品中のあれと繋がっていたのか・・・なんて発見もあるはず...

このBLOGも自然になんとなく、前回で終わっていくつもりであった。<br />所が、ふと、終わってからアクセスはもうないのだろうなと思って確認すると。<br />地道に、アクセスが続いているだけじゃなくて。<br />どうやら、毎日、全部のBLOGを読み直している人も多いようだ。<br />作品が終わってから、どんな経緯で、どんな風に演出していったのか気になる人がいるのだろう。<br />中には、とある漫画のタイトルから、漫画家の名前でピンと来たり。<br />あ、ここに書いてあったことは、作品中のあれと繋がっていたのか・・・なんて発見もあるはずだ。<br /><br />なんとなく終わってもなぁと思ったので。<br />だとすれば書いておかなくてはいけないことを幾つか書いておこうと思った次第だ。<br />今回の舞台。<br />ハッキリ言えば、通常考えれば出来ないことだったんじゃないかって思う。<br />いつもの数分の一の予算、それに合わせて、チケット代も低く設定した。<br />その中でどれだけの事が出来るのか?<br />そういう部分が余りにも多かった。<br />それでも、出来るところまで劇団員の手だけで舞台を一本創ろうという発想は魅力的だった。<br />照明と音響は、どうしても外注だったけれど、その二つでさえ、プランの大部分は劇団員で立てた。<br />隅から隅までそうしていくことは、そんなに簡単じゃない。<br /><br />創作者側の劇団員がいた。&lt;br /&gt;言うまでもなく、おいらと、相武さんと池田だ。<br />おいらは照明プランと演出を兼ねて、相武さんは音楽を兼ねてる。池田は場内整理だ。<br />デビッド・宮原がいれば、1からモノヅクリになるが、今回は違った。<br />0からのモノヅクリだった。<br />全体の構成、一つ一つの台本、音楽、照明。<br />監修のデビッド・宮原に台本を渡しても、芝居ができるまで読んでさえくれなかった。<br />何が帰ってくるわけでもないのに、それをやった。<br /><br />スタッフとして動いた劇団員がいた。<br />成田血糖値は、役だけではなく、実際の舞台監督もやった。<br />浅桜ともやは、その助手として連日、舞台袖の中で、働き尽くしだ。<br />映像監督をお願いした川端伸和は、1〜2回の撮影だと思ったらゲネあわせて全6回撮影。<br />3人の働きも本公演を軽く超える仕事量だった。<br />あんなに走り回る成田さん、あんなに袖で真剣な顔でペンライトを持つちーきく。<br />撮影の段取りを、バカみたいに打ち合わせる川端君。<br />全然、みたことのない顔がそこにあった。<br /><br />しかも、先日劇団を退団した佐藤正幸、垂石香織にカメラクルーまでお願いして、3カメで撮影した。<br />どういう風に撮影するのか、完全にお任せしていたのだけれども、ビックリした。<br />今日も来てくれたの??佐藤さん!?と毎日、思っていた。(結局本番3日全て来てくれた)<br />手伝ってくれた二人の元劇団員には、結局恥ずかしくて「ありがとう」と言えなかった。<br />あんなに真剣にカメラを睨み、毎日、役者に、励ましやアドバイスまでしていると、なんだか、この十年間で培った劇団の関係性をひしひしと感じた。<br />垂石香織とね、楽屋で抱き合ったりしてるんだ、女優達が。<br />初日、河原さんが、あ!たるちゃーーーん!って抱きしめに行ってさ。<br />なんか、それだけで、もう、たまらない気分さ。佐藤さんと中野圭とかさ。<br />千秋楽の溝口と佐藤さんなんかも、もう、なんかさ。戻って来いよ!って言いかけた。<br />戻れるわけじゃないのにさ。だめだなぁ。理由ある退団なのに、おいらのが未練があるんだ。<br />同時に、川端さんには、コノヤロー、何日も手伝わせやがって!と思ってたけどさ・・・。<br />でも、川端さんはこれから、編集作業にまで入ってくれる。<br />それぞれYOUTUBEにアップするとか、映像の資料にしよう!なんて言ってたのに。<br />あんなにたくさん撮影するという事は、DVD化も睨んでいるようだ。<br />今回の出演者もそれを期待しているという。<br />まぁ、DVD化についてはお客様の感想の中でも決定事項のように書かれているけれど、まだ未定だ。<br />それでも、販売レベルまで編集する!と川端さんは言っている。<br />あんなに情熱的な川端さんは、なんだかとても不思議だ。<br />おいらは、DVDも期待している。そして発売前に、あの二人にプレゼントするんだ。<br /><br />他にも川崎麻衣、加藤武史は、受付や場内整理を手伝ってくれた。<br />加藤に関しては、日替わりで出演する日も手伝ってもらった。<br />本当は、中野圭と一緒に小野寺さん、やろうぜ!なんて話してたんだけどさ。<br />やめとけよ、俺とちーきくもいるし。みたいな成田さんの言葉もあった。<br />大丈夫だよ!って。<br />そっかぁ。なんて思ってたけど、小劇場という慣れない環境での、場内整理だったはずだ。<br /><br />TEAM-Kも忘れてはいけない。<br />まぁ、毎公演、なんらかの仕事はしているけれど。<br />急遽、決めた演出の花吹雪にも対応してくれた。<br />今回の大道具は、幕で囲って、あのライトグレーのハコだけだった。<br />あのハコは綺麗に照明がのるから、一瞬で、イスになったり、ベンチになったりする。<br />そういうものをお願いしたのだけど。<br />「はみだした手」を思い出すと、今はもうベンチとしてしか記憶に残っていない。<br />演技力ももちろんあるのだけど、希望どおりだったことが大きい。<br /><br />考えてみれば当たり前なのかもしれない。<br />自分たちの劇団を。<br />自分の身を、自分の全てを、かけて、一つの公演に導いていくのは。<br />当たり前だといえば当たり前だし、どこの劇団でも大なり小なり同じ事が行われている筈だ。<br />けれど、いつもの劇団前方公演墳とはきっと何かが違った。<br />デビッド・宮原を始めとして、信頼にたる素晴らしいスタッフ陣がいない公演だったのだから。<br />その何かは、おいらにとって、とても、大事なことに思える。<br /><br />印象的に覚えている。<br />暗転の中、ペンライトを袖中で揺らして、役者を誘導するちーきくの横顔だ。<br />ぼにゃりと暗い中に浮かんだその顔は真剣そのものだった。<br />同じように客席では、息を殺して、佐藤さんや垂石香織がカメラの後ろにいたのだろう。<br />成田さんが、インカムで、Qを出したのだろう。<br /><br />舞台を一つやるということは。<br />商業演劇でもない限りこういうことなのだ。<br /><br />一人一人の、そこにかける、真剣なまなざしでしか舞台は出来ないのだ。<br /><br />ありがとう。<a name="more"></a>
御来場ありがとうございました。
カテゴリ ノート
公開:
要旨: 嵐のような雨から、晴天まで駆け抜けた舞台。「あの、はみだしてますけど」御来場頂きまして、誠にありがとうございました。想像以上に、お客様や関係各方面から、お褒めのお言葉を頂いております。何よりも、役者一人一人を褒めていただく場合が多い事に安堵しております。また、オムニバスというよりも作品の全体を観てくださったお客様も多かったのが印象的です。昨日、舞台を忘れるほどじっくりと休み、今、おだやかな気分でこれを書いております。台本を書くという段階から始まり、稽古、演出、小屋入り、照明作...

嵐のような雨から、晴天まで駆け抜けた舞台。<br />「あの、はみだしてますけど」御来場頂きまして、誠にありがとうございました。<br />想像以上に、お客様や関係各方面から、お褒めのお言葉を頂いております。<br />何よりも、役者一人一人を褒めていただく場合が多い事に安堵しております。<br />また、オムニバスというよりも作品の全体を観てくださったお客様も多かったのが印象的です。<br />昨日、舞台を忘れるほどじっくりと休み、今、おだやかな気分でこれを書いております。<br /><br />台本を書くという段階から始まり、稽古、演出、小屋入り、照明作り、リハーサル、本番。<br />あっという間に、過ぎていった。<br />一番最初の演出は多分、「はみだした食卓」で、桜木のキャラ立て、安藤さんのメガネキャラ、前半部分でどれだけ、空気を作って後半ひっくりかえせるか?だったと思います。<br />一番最後の演出は多分、オープニングとエンディングを照明、音響のある劇場で、一気に仕上げていった事でしょうか?そして最後の日曜日、ザックバランの金子をオープニングに歩かせて完成しました。<br />最後の演出は、最後までとっておいたものです。<br /><br />今回きっとですけれど。<br />全員に聞いたわけでも、確認したわけでもないからわからないけれども。<br />役者によってはどこか不思議ないつもと違う気持ちで初日を迎えたと思うのです。<br />それは各自、自分の作品と、自分にとって気に入ってる作品と、そういう感じだったからです。<br />例えば、「はみだしたダンサー」への嶋澤ひろみのお気に入り具合。<br />「はみだした手」への、中野圭の、お気に入り具合。<br />他にも様々な、役者が個人的に気に入ってる作品があったようです。<br />そして更に個人個人、自分の出演する作品があり、その中に必ず一つ挑戦があったはずです。<br />ほぼ無言劇で、溜息のタイミング、目線まで決まっている「はみだした手」。<br />二重人格であり、なおかつ、一人芝居であり、ミステリーであった「はみだした欲望」<br />物語としては完全に途中でしかなく、状況を演じる「はみだした匂い」<br />そういう作品には、当たり前のように演技的な挑戦がありました。<br />「はみだした老木」「はみだした味覚」「はみだした風の便り」「はみだした食卓」そして全体。<br />物語作品は、今まで本公演で主演を演じた事のない役者を主人公としました。<br />だから、役者たちには目の前にある挑戦をどうやって完成させるか?だけだったと思います。<br />いつものような、初日の迎え方とはどこか違ったはずなのです。<br />梶谷、河原、上田の三人は、さすがにいつものような気持ちで迎えたとは思うのですが・・・。<br />作品の一部として、緊張したり、物語を伝えよう!という感覚とはどこか違って。<br />あっという間に本番がやってきて、あっという間に終わった、そんな感じのはずです。<br />初日の緊張なども、きっとどこか違ったはずなのです。<br />なんだか、稽古してきたことを見せる。そんな気持ちですんなり本番に入ったはずです。<br /><br />なんとなくは出演者はわかっていました。<br />自分が短編集の一部になっていることは。<br />わかっていても、きっと、そうなんだぁ〜で止まっていたはずです。<br />オープニングとエンディングの演出をつけて、初めて、全体感が見えた役者もいたはずです。<br />オープニングテーマは本公演ではいつも暗転です。<br />今回そこはずっと明るくて、坂口の妄想が、漫画の世界が一気に弾けます。<br />エンディングの記念館のフィギュアたち。<br />小屋入りしてから、照明を観て、初めてそこに立つと知った役者もいました。<br />それまでは三人だけの稽古だったのです。<br />成田さんを囲むのも小屋入りしてから、初めてやるのを知ったのです。<br />そこに流れる音楽、照明も、だいぶ前から決めていたのですけれど、それは装置です。<br />フィギュアも、演技というよりは装置の一部なので、小屋入り後にしていたのです。<br />何よりも大事なのは三人の芝居だったからです。<br />桜が降って、ウサギの音楽がもう一度流れるのも、ギリギリでつけた演出でした。<br />2〜14の作品がお客様からは最後に一気に坂口君の妄想なのか!?となるのは役者にはもしかしたら未だに実感がないかもしれないです。<br />全ての作品が、坂口の妄想から飛び出したと考えたときに、その脳から生まれた、作品の振幅に意味がついてくるというのはきっとわからない事だったはずです。<br />だからこそ「はみだした味覚」カット案が出たりもしたのではないでしょうか?<br />いや、その作品、全体として必要なんだよ。って言っても、なかなかわからなかったのはその辺だと思うのです。<br /><br />最初のアイデアは。<br />このBLOGで何度も何度も匂わせてきてはいるのですが。<br />劇中劇を何層にもしてみようというアイデアでした。<br />劇中劇とは普通、劇の中にもう一本劇があって、そのため、外側の劇がより現実に感じられる構造です。<br />オムニバスをやろうというアイデアが出た時点で、それをどうやって作品にまでしていくか考えて。<br />以前、多分、デビッド・宮原にだけ話した事のある「劇中劇中劇」という構造が一番マッチングしていると思ったわけです。<br />一番外側が、いわゆるお客様のいる客席で、そこは現実世界です。<br />その次が、成田血糖値演じる舞台監督役で、漫画の読者でもあり、その為に、最初の長台詞でどれだけミスリードさせるかが鍵でした。<br />かと言ってだましすぎもいけないのでパンフにも0番として書き、照明も客電を途中で落しました。<br />その次が、坂口という漫画家の存在で、彼がその短編集に込めたメッセージと、彼の持つ特有の妄想癖、そして漫画家になった原点を詰め込みました。<br />その内側にやっと、短編集のオムニバスという各作品が入ってきます。<br />そして更に、各作品の中でも、劇中劇という構造を多用していきました。<br />漫画の短編集という一本の軸を作って、その外側、その内側、その外側の外側と広げたのです。<br />役者はその短編集の中の作品の一部なのだから全容などわかるはずもなかったのです。<br />そして、その枠組の中のどこを「現実」として受け止めればいいのか、混乱してしまう構造です。<br />客席という一番外側の現実そのものすら曖昧なのかもしれないという部分までにしたかったのです。<br />恐らく、上田奈々は、未だに現実の場所をラストの「思い出」の記念館に設定しているはずです。<br />その外側にもまだあるなんて、なんとなくしかわからないはずです。<br />さて本当の「あの、はみだしてますけど」の作家は誰だったのでしょう?<br /><br />外側と、一番の内側(匂い)を作ってから、後は相武さんや池田に託した部分が多いです。<br />短編集の中身の部分の「物語」は完全に二人に任せちゃいました。<br />本数などは特に決めておらず、45〜55分ぐらい分、作品を書いてほしいと思ってました。<br />おいらは、演技的な実践テーマのある短いモノだけを書くつもりだったのです。<br />幻想的な、その妄想の広がりなども肉付けしていく作業でした。<br />それを、数十秒のエチウドで繋いでいこうと思っていたのですが、嶋澤ひろみの、藤井ちゃんと芝居したい発言により、短いツナギ部分は「はみだした妹、姉、家族」の一連のシリーズになりました。<br />最初は二人に「はみだしたダンサー」を提示したのですが、これを女優にやらせるのか?と拒否されちゃいまして・・・w<br />笑いはツナギ部分で。と思っていたので、極端に二人の作家にはコメディ色を消してくださいとお願いしました。<br />だから、ホラーから、恋愛、史実モノに至るまで、二人の幅が広かったのには、実はすごく助けられたのです。<br /><br />最初は、公演自体をやるかやらないか議論になりました。<br />次に、役者個人個人が、出演するかしないか、葛藤がありました。<br />公演が全て終わって。<br />やらなかったよりも、出なかったよりも、ずっとずっと良かったと役者がわざわざおいらに言いに来てくれたりします。<br />本番が終わってお客様の言葉を聞いて、小劇場という空間を知って、何かを感じているのだと思います。<br />多くの作品や、全体感も含めて、お客様に提示した部分は全体の6割です。<br />4割は裏設定としてほとんど語っていません。<br />けれど、お客様はどんどん自分の想像力でそこを埋めていったはずです。<br />あの芝居はその後どうなったのだろう?あの人はどんな人とどうなっていたのだろう?<br />あの芝居で言ってた事故ってどんな事故だったのだろう?あれはなんだったのだろう?<br />あの作品で言っていたあのせりふはひょっとして、何か深い意味があるのかもしれない。<br />自分が感じたあの感じは、ひょっとして、作品のテーマだったのか?<br />そんな想像力こそ、実は本公演ではあまりやる事に出来ない構造でした。<br />そしてそれは、一人一人のお客様の頭の中で、まったく違う作品になって生まれ変わっているでしょう。<br />きっと、それと同じように、役者一人一人の中でも今回の舞台はそれぞれ違った形として残るのです。<br />これじゃ、ドグラ・マグラです。<br /><br />デビッド・宮原は、ここまで自由に作品を創れないです。<br />様々な縛りを持っているからです。<br />こうしなきゃいけない、こうならなきゃいけない、こうするべきだ。<br />自分たちのスタイルを創ろう、劇団のカラーを作っていこう。<br />そういう様々な中で、それでも名作だと言われる作品を創作し、構造を探しています。<br />それに比べて、おいらは、今回、どれだけ自由にやれたことでしょう。<br />デビッド・宮原が、自由に、意味不明でもいい!ぐらいに作品を書いたらどれだけすさまじいのか、想像しただけでも鳥肌が立ちます。<br />だから、個人的にはいつか、デビッド・宮原がなんでもありを出来る場も用意出来たらなぁなんて思ったりもします。<br />でもそれはきっとまだまだ先になることでしょう。<br />そういう下地は少しずつでないと創れないです。<br /><br />作品の中に練りこんでいった皆様への思いは届いたでしょうか?<br />「あなた」に贈る作品だと感じて頂けたでしょうか?<br />あなたがいて、初めてこの作品は完成したのです。<br />繰り返しになりますが、御来場、誠にありがとうございました。<br />願わくは、皆様の心にほんの少しだけでも何かが届いていれば。何かを感じて頂けていれば。<br /><br />そして、何が「はみだした」のか。<br />皆様の中で、みつけたその全ての答えが正解です。<a name="more"></a>
千秋楽へ。
カテゴリ ノート
公開:
要旨: いよいよこのプロジェクトが幕を閉じようとしている。今回、リピーターや当日券も多いみたいだ。千秋楽は、どうなってしまうのだろうか?出演している役者の様々な面。おいらが、この人、ここがいいんだよ!って思っていた部分。絶対に出ているはずだ!と信じていた。この人のここのいい部分をどうやってお客様にわかりやすく伝えるのか?そればっか考えていたようにも思える。そしてその舞台が終わる。終わるのは舞台だけで、何かは続くといいなぁと改めて思う。楽屋に神棚がある。お神酒がおいてある。おいらたちが...

いよいよこのプロジェクトが幕を閉じようとしている。<br />今回、リピーターや当日券も多いみたいだ。<br />千秋楽は、どうなってしまうのだろうか?<br /><br />出演している役者の様々な面。<br />おいらが、この人、ここがいいんだよ!って思っていた部分。<br />絶対に出ているはずだ!と信じていた。<br />この人のここのいい部分をどうやってお客様にわかりやすく伝えるのか?<br />そればっか考えていたようにも思える。<br />そしてその舞台が終わる。<br />終わるのは舞台だけで、何かは続くといいなぁと改めて思う。<br /><br />楽屋に神棚がある。<br />お神酒がおいてある。<br />おいらたちが、手を合わせたお神酒もだ。<br /><br />今日で終わる。<br />精一杯、届ける以外に、もうやることなんか一つもないはずだ。<a name="more"></a>
初日開幕
カテゴリ ノート
公開:
要旨: 稽古は、様々なお客様の反応、感想、感じ方を予測しながら進む。そして、いつも以上に、小屋入りしてからの稽古を重ねて初日を迎えた。照明、音響、舞台、様々な、想像は小屋入り後に完結する。それでも、お客様の反応は幕が開かないとわからない。しかも、お客様の反応は、どんな舞台であれ、毎回違うものなのだ。それでも、初日の反応は様々なことを教えてくれる。いや、思い出させてくれる部分も多い。台本を初見で読んだとき、初めて稽古をした時、フレッシュな感覚を思い出す。それでも、色々予測が外れた部分も...

稽古は、様々なお客様の反応、感想、感じ方を予測しながら進む。<br />そして、いつも以上に、小屋入りしてからの稽古を重ねて初日を迎えた。<br />照明、音響、舞台、様々な、想像は小屋入り後に完結する。<br />それでも、お客様の反応は幕が開かないとわからない。<br />しかも、お客様の反応は、どんな舞台であれ、毎回違うものなのだ。<br /><br />それでも、初日の反応は様々なことを教えてくれる。<br />いや、思い出させてくれる部分も多い。<br />台本を初見で読んだとき、初めて稽古をした時、フレッシュな感覚を思い出す。<br />それでも、色々予測が外れた部分もあったのかなぁ?<br /><br />個人的には。<br />思ったよりもずっとずっとお客様にわかりやすすぎたんじゃないかな?という後悔だ。<br />なんだかわからないけど印象に残っていて。<br />家に帰ったぐらいで、ふと、あ!と何かがわかったり繋がる。<br />そういう瞬間があってもいいんだぜぐらいに思ってた。<br />全作品の中で、2作品ぐらいは、意味がわからなくてもいいのだ。<br />印象さえ、何か残せば充分なんだぜって思ってた。<br />でも、思った以上にお客様は、想像を巡らせているようだ。<br />ちょっと驚いちゃったな。<br />そして、もちっと、わかりづらくする部分を作っても良かったかもとも思っていたりする。<br /><br />・・・と書いている途中で、デビさんから電話。<br /><br />明日、直しを入れるならどこか?<br />あのシーンは成立しているのか?<br />あそこは効果的か?<br />役者個人のことまで。<br />細かい部分の確認。<br />ふむ。ま、いくつかは、直しを入れようかなぁ〜。えへ。<br />どこまで明日で迫れるか。<br />千秋楽までそれはやらないといけないからさ。<br /><br />わかりやすく作った部分は。<br />そのままでいいらしい。<br />そうか。<br />うん。<br />ムムム。<br />どうしようか。<br />あえてわからなくするのもでも、変な話だ。<br />ヒントを1〜2個減らす事ぐらいしか出来ないけれど。<br />でも、いや、そうさな。<br />今のままでそこは行くか。<br />ヘソ問題はなんとかするけれどもw<br /><br />今、例えば人気の劇団を観れば。<br />実はもっともっとずっとわからない、まるで夢の中のような舞台もある。<br />そんな舞台の方が、お客様の吸引力が強かったりもする。<br />大人計画だって阿佐ヶ谷スパイダースだってそうだ。<br />それでも、例えば、東京セレソンDXやキャラメルボックス、新感線は、わかりやすい舞台を創ってる。<br />そしてそういう劇団もある。<br />劇団前方公演墳の本公演のスタイルはわかりやすいスタイルだ。<br />それまでずっとずっとそうしてきたし、これからだってそうしていくだろう。<br />そして、そんなうちを愛してくれるお客様に。<br />番外公演で、どこまで、色々な事をやれるのか?<br />その線引きにやはり、今も悩んでいるのかもしれない。<br />もっと、締めるか。もっと、緩めるか。<br />ほんの小さな匙加減だ。<br />塩梅って奴さ。<br /><br />初日の幕が開いた。<br />役者は明日、また芝居が変わるだろう。<br />初日の緊張感を越えて、何が変わるか楽しみでもある。<br />おいらはその中で、小さくても役者の手助けになれるだろうか?<br />いや、なろうよ。<br />なるさ。<br /><br />お客様の反応。感想、言葉が。<br />じわりじわりと、胸に染みる。<br />風呂に漬かって、反芻しよう。<br /><br /><br /><a name="more"></a>お客様に見せたいのは。<br />劇団前方公演墳の役者たちだ。<br />それは今も一歩もずれていない。<br />今日一日、もっと、この役者たちを、お客様に見せたい。<br />そう思って、ゲネプロも、本番も、稽古もした。<br /><br />こんな役者もいるんだぜ。<br />あんな役者がいるんだぜ。<br />いつもはあんなことしてる役者もこんな面があるのさ。<br />いつもはこんな感じの役者なのに、あんな事をしちゃうのさ。<br />しかも、それをバカみたいに、真剣に。<br />お客様に届けようとしているのさ。<br /><br />そんなことを帰り道、もう一度まざまざと思ったんだ。<br /><br />そしてそんな日々がまだ続く事を。<br />幸せだと思いたい。
小屋入り
カテゴリ ノート
公開:
要旨: いよいよ小屋入りである。朝一で、舞台監督の成田血糖値が隣のビルの吉野屋でいきなり朝定食を食べて、劇場に入らなかった事はとりあえずおいておくとして。それはさておき、小屋入りしてすぐに照明補助に入ろうとしたら照明さんに小野寺さんは、色々な人に色々な確認されるので、待機してた方がいいといわれ。それもそうかと待機していたら、あっちゃこっちゃって、呼ばれて、あ、こりゃ、その通りだと驚いた。そして結局、一歩も劇場から外に出なかった。照明、音響。これまでは蛍光灯の下で、小さなスピーカで稽古...

いよいよ小屋入りである。<br />朝一で、舞台監督の成田血糖値が隣のビルの吉野屋でいきなり朝定食を食べて、劇場に入らなかった事はとりあえずおいておくとして。<br />それはさておき、小屋入りしてすぐに照明補助に入ろうとしたら照明さんに小野寺さんは、色々な人に色々な確認されるので、待機してた方がいいといわれ。<br />それもそうかと待機していたら、あっちゃこっちゃって、呼ばれて、あ、こりゃ、その通りだと驚いた。<br />そして結局、一歩も劇場から外に出なかった。<br /><br />照明、音響。<br />これまでは蛍光灯の下で、小さなスピーカで稽古していた。<br />だから、芝居だけで作品を成立させる方法だけを見てきた。<br />ここに来て、衣装が揃い、その後、ようやく、照明に音響が揃った。<br />おいらは、明確にしたかったから。<br />イメージを最初に固めて挑んだ。<br />稽古で、作品と作品のつなぎの稽古もしておいた。<br />そこまでやれば、場当たりは絶対に早くできると確信していて。<br /><br />照明も音響も転換も、本公演の倍のスピードで、場当たりが進んだはずだ。<br />暗転中の導線まで稽古場で指定してあったし、照明、音響、共に明確にイメージ、きっかけを伝えた。<br />このセリフのこのキッカケで、どんで。とか。<br />すみません、ここ、こうしたいです!とか。<br />役者のアナログな返答よりも、スタッフさんのデジタルな返答は早い。<br />明確であればあるほど、それを出来る。<br /><br />ここまで待った、演出も出来た。<br />あとは、あそこか?<br />あそこも、灯り作りで少し触れたし、明日は舞台での稽古が出来るはずだ。<br /><br />役者の感嘆が漏れる。<br />あれは、嬉しい。<br />おいらなりには稽古中からこういう照明!とイメージは出来ていた。<br />そして、それを伝えてもあった。<br />さて、出来上がって、客席で観る役者の反応は?と確認したら。<br />想像を越えて、こういう感じなんだー?となった。<br />・・・とは言え、別におおがかりなことをしているわけでもないんだけれど。<br /><br />音響はゲージをきちんと取れているかちょっと心配だ。<br />やはりその部分は、デビさんもとおるさんもいないってのは響く。<br />KORNさんはそれでも、イコライザでギリまで音色を操作していた。<br />一番気持ちいいところが、みつかるのは、ゲネプロかもしれない。<br />それでも、キッカケ、音響的な意味はどんどん伝えた。<br /><br />想像以上の効果が見込めた。<br />これだけ効果があるか。<br />稽古場で想像していたものもあるけれど、それは越えているはずだ。<br />灯り作りから、照明さんの傍で、こんなイメージ。こうして欲しいと細かく伝えた。<br />音楽は相武さんに、きっちりついてもらった。<br /><br />明日は、いつもはあまり出来ない。<br />本舞台での、音響、照明のある、稽古だ。<br />そして、ゲネプロまでやる。<br />どこまで仕上がるか?<br />初日の緊張感などぶっとばすぐらい、皆が楽しみ始めれば良いのだ。<br /><br />明日開幕。<br />日付的には既に今日か・・・。<br />もう寝なければ・・・。<br />電車を寝過ごしたのが痛かった。<br /><br />さぁ。<br />やるべな!!<a name="more"></a>ホットコーヒーが、すげぇ脳に響いた。<br />最高のクスリさ。<br /><br />いつもの、皆の、いつもの、届ける気持ちがあれば。<br />もう、他には何もいらないよ。
小屋入り前日
カテゴリ ノート
公開:
要旨: 最終稽古をする。カットをした部分などを中心に。稽古が終わり、役者に頼まれた変更点に悩み、明日のスケジュールを一応組み立て。衣装など用意できるものをまとめあげた。後は、シャワーを浴びて眠れば良いという状態だ。先日の最終通し稽古を終えて。急に役者の何人かが自分の出演している作品を単体としてではなく。ちょっと、全体の中の一部としての理解を深めていた。個人的には驚くような質問や言葉も来る。そういえばそうだった。いつも本公演でもそうなのだ。自分の出るシーンにばかり行っている頭が急旋回し...

最終稽古をする。<br />カットをした部分などを中心に。<br />稽古が終わり、役者に頼まれた変更点に悩み、明日のスケジュールを一応組み立て。<br />衣装など用意できるものをまとめあげた。<br />後は、シャワーを浴びて眠れば良いという状態だ。<br /><br />先日の最終通し稽古を終えて。<br />急に役者の何人かが自分の出演している作品を単体としてではなく。<br />ちょっと、全体の中の一部としての理解を深めていた。<br />個人的には驚くような質問や言葉も来る。<br />そういえばそうだった。<br />いつも本公演でもそうなのだ。<br />自分の出るシーンにばかり行っている頭が急旋回して、突然作品全体を見始める。<br />そういう変化は毎回の事だった。<br /><br />それでいつも言うのさ。<br />前のシーンの人からパスを貰って、次の人に受け渡そうぜ!ってさ。<br />毎回毎回の事だ。<br />前後の繋がりみたいなものに突然気づくのだ。<br />そんなのわかりきっていることなはずなのに。<br />毎公演、なんとなく忘れてしまう。<br />今回もそういう役者の変化を予測していなくて、突然なのでビックリした。<br />早い段階から仕掛けとして、色々な事をしてある。<br />そういうのが急に見えてきたみたいだ。<br /><br />こうなってくると。<br />きっときっと面白いのさ。<br />小劇場の舞台裏。<br />いつもよりもずっと密集した空間に役者たちは待機する。<br />そしてそこで、ダイレクトにお客様の反応を感じる。待機中もだ。<br />そして自分の出番の前にどんな空気がお客様の中で出来ているのか理解して。<br />その中で役者たちはステージに上がっていくのだ。<br />だから、意識していなくてもどんどん繋がっていく。<br />そしてその繋がっていく事をどんどん楽しめばいいとおもうのだ。<br />モニタで確認しなくても、お客様の呼吸まで感じる事が出来るのが小劇場だ。<br />笑い声やなんかなら、何もしなくてもどこにいたって聞こえてくる。<br /><br />後は。<br />明日が小屋入りなのだから。<br />もう思う存分に。<br />楽しむ事だ。<br /><br />仕込みを楽しめばいい。<br />シューティングを楽しめばいい。<br />場当たりを、テクニカルチェックを、本舞台での稽古を楽しめばいい。<br />そして、本番で更に思い切り楽しめば良いのだ。<br />小さくなってやる必要性なんかない。<br />思う存分やるのだ。<br /><br />いつもとは違う。<br />仕込みの時だって、客席ぐらいしかいる場所はないのだ。<br />シューティングだって、そうだ。<br />どんどんクリエィティブに舞台が形成されていく様を見て楽しめばいいのだ。<br /><br />アホみたいに考え尽くした日々は今日で終わる。<br />明日からは、考えるのではなく、感じるだけである。<br />照明を観て、音を聴いて、芝居を観て、感じるだけなのだ。<br />そして、感じたままにクリエーションしていくのだ。<br /><br />絶対にお客様は、どこかのシーンで、どこかの瞬間で。<br />誰かの表情で。<br />絶対に、ゾクリとするだろう。<br />これだけは、宣言する。<br />必ず、そうなる。<br />絶対に何かが残る。そのゾクリでだ。<br /><br />そう。<br />そのお客様のゾクリを感じた瞬間に。<br />「あの、はみだしてますけど」が完成する。<br /><br /><br /><a name="more"></a>明日は忙しくなる。<br />朝から晩までだ。<br />おいらは、感じたままに次から次に、脳味噌から、完成を溢れだすだろう。<br />そしてそれは夜まで続く。<br /><br />このBLOGも、明日からは書けるのかどうかも微妙だ。<br />出演者やお客様の感想や、未出演の劇団員のBLOGがアップされるだろうけれど。<br /><br /><br />おいらは帰ってきた。<br />小劇場に。<br />初舞台を踏んだのも小劇場だった。<br />多くの事を学んだのが小劇場だった。<br />背中を電流が突き抜けて、一生の仕事と決めたのが小劇場だった。<br /><br />そしてそこはまるでマイホームのように感じるだろう。
メッセージ
カテゴリ ノート
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要旨: 作品をただやる。ただ書く。そんな事は、誰にでも出来る事だとも思う。じゃぁ、例えば反戦の作品を書く。なんてのも、出来なくはない。お題を明確にして、戦争の悲惨さをひらすら、書き連ねればいいのだから。テーマ性ってのはだから厄介な代物なのだ。人にもよるけれど、なんだか勉強しに行った気分になっちゃう作品だってあるのだ。デビッド・宮原のテーマの隠し方というか、見せない具合は非常に好きだ。いつの間にかどこかで役者に作品の根っこを喋らせていたりするのだけど。実にさらりと、意味付けをせずに言わ...

作品をただやる。ただ書く。<br />そんな事は、誰にでも出来る事だとも思う。<br />じゃぁ、例えば反戦の作品を書く。なんてのも、出来なくはない。<br />お題を明確にして、戦争の悲惨さをひらすら、書き連ねればいいのだから。<br />テーマ性ってのはだから厄介な代物なのだ。<br />人にもよるけれど、なんだか勉強しに行った気分になっちゃう作品だってあるのだ。<br /><br />デビッド・宮原のテーマの隠し方というか、見せない具合は非常に好きだ。<br />いつの間にかどこかで役者に作品の根っこを喋らせていたりするのだけど。<br />実にさらりと、意味付けをせずに言わせる。<br />それでいて、作品全体に、まぶすようにそのテーマがある。<br />作品全体を観て、漠然とそのメッセージが伝わる。そのぐらいにしてある。<br />そしていつだって、答えはお客様の胸のうちに預けている。<br /><br />何をテーマに。何を見せるのか?<br />その大きなコンセプト、メッセージ。<br />そういうものがまったくない作品も今まで幾つも観てきた。<br />これ、なんとなく、勢いで台本書いちゃったんじゃね?みたいな作品もだ。<br />別にそれはそれでありなのだけれども。<br />なんというか、根本的に、自分の中のどんな衝動があって作品に取り組むのか。<br />そこら辺が、すごく曖昧になってる感じがする。<br />それで、そういう作品に出会うたびに、なんだか、キューーーっとなる。<br /><br />今回、おいらはメッセージはたった一つに決めてあった。<br />いや、おいらが決めたわけでもないか。<br />この企画をやるやらない、やろうぜ!その話で自然発生的に皆から出てきた何か。<br />それが、メッセージの大元なのだと思う。<br />作品自体は「はみだしている」という言葉でどれだけ遊べるかだ。<br />別にはみだしてないじゃん?って作品もあるかもしれないけれども、作家なりにその言葉で遊んでる。<br />だから、書かれた台本の中には、その遊びだけで、全体のメッセージは中々みつけられないと思う。<br />それでも、なんとなく、まぶしてある。<br /><br />別にお勉強じゃない。<br />人に何かを伝える、届ける、そういうものって、なんていうか普通のコミュニケーションだ。<br />おいらは、役者のときも、バンドの時も、それだけはずっと忘れないようにやってきたのさ。<br />そして、何度もそのメッセージが届いた。受け取ってくれた!と感じてきたのだ。<br /><br />届け。<br />届け。<br />届け。<br /><br />感じて欲しい。<br />劇団前方公演墳が皆様に贈るメッセージを。<br />ささやかな、本当に小声でしか聞こえないような、小さなメッセージを。<br />誰の為にやるわけでもなく。<br />あなたのために演じるのだというメッセージを。<br /><br />明日は小屋入りだ。<br /><br /><a name="more"></a>さぁ、稽古に出かけよう。<br />どんなことになるのかな?<br />楽しみは増える。<br /><br />まだまだ続くのさ。<br />幕が開く直前まで。
ナイスカットです。
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要旨: 「ナイスカットです!!」これ、うちの劇団の本番直前の風物詩の言葉です。尺を出して、テンポを出して、更にデハケをつめていって。なおかつ、もう一度、尺を出していって、それでも、どうしてもダレル部分とか、うまくいかない部分とか。そういうのの最後の調整の一つに、台本のカットが待っていて。デビッド・宮原をぐるり役者が取り囲み、恐らく夜を徹して考えてきたであろうカット部分を伝えるのだ。長台詞が短くなったり、シンプルに「それで・・・」とかの接続詞を切って、セリフを一息にしたり。そんな微調整...

「ナイスカットです!!」<br /><br />これ、うちの劇団の本番直前の風物詩の言葉です。<br />尺を出して、テンポを出して、更にデハケをつめていって。<br />なおかつ、もう一度、尺を出していって、それでも、どうしてもダレル部分とか、うまくいかない部分とか。<br />そういうのの最後の調整の一つに、台本のカットが待っていて。<br />デビッド・宮原をぐるり役者が取り囲み、恐らく夜を徹して考えてきたであろうカット部分を伝えるのだ。<br />長台詞が短くなったり、シンプルに「それで・・・」とかの接続詞を切って、セリフを一息にしたり。<br />そんな微調整なのだけれど、セリフを切られる役者はどういう気分なのだろう?と思うだろう。<br />所が。驚いた事に。むしろそのセリフをカットされた役者から飛び出す言葉が。<br />「ナイスカットです!」なのであった。<br />デビッドさんからすれば、おいおい、泣く泣く自分のセリフ切ってるのによぉ〜とかありそうなもんだ。<br />さすがに、換骨奪胎なカットだと、え?それまずいんじゃないですか??とかが出る。<br />或いは一番面白いのは、役者が好きなシーンとかだと、ええええ!?なんて言葉も上がる。<br />あそこ、好きなのによぉ〜。ぶぅぶぅぶぅって。<br />まったく、必死でカット部分を考えているデビッドさんからすれば役者はいい気なものだったりする。<br />小野寺さんなんかは、実は、あれ、カットしてくれていいんですよ。なんて言っておく。<br />自分が好きなシーンでも、どこかぶれていそうだなと感じたら、気後れして欲しくもないからだ。<br /><br />役者からの「ナイスカットです!」は、なんと言うか、意味はわかる。<br />そのセリフをカットして、自分で読んでみて、ああ、こっちのがやりやすい!<br />そんな場合が実は多かったりするのだ。<br />まぁ、要するにリズムの問題だったり、説明のカットは意識が途切れなくなったりする。<br />セリフが減ったら、凹みそうなものだけれども、実はそんな部分で演じやすさが出るのだ。<br />わりにその辺は、朗読してみなきゃわからなかったりもするのだけれど。<br />小説だとね、絶対にセリフ部分には書かないような言葉も、台本の台詞には入ってくる。<br />小説だったら、文章で書いちゃって、台詞にはなるべくそういう部分をなくしちゃえたりするのだ。<br />でも、台本だとそうもいかないよな。<br />その辺で、やっぱ、役者は、リズムみたいなものを気にし始める。<br /><br />さて。<br />続々と。<br />いや、ドキドキしてるんだからね。これでも。<br />カットしてさ。<br />役者からすれば、おいおい!オレのセリフ減らしてんじゃねぇよ!!とかさ。<br />作家からすれば、ああ、これじゃぁ、オレの本じゃなくなってるじゃねぇか!!とかさ。<br />怒られるんだろうなって思ってるわけだからさ。<br /><br />そしたら。<br />思った以上に。<br />「ナイスカットです!」責めにあっています。<br />まさかまさかだ。<br /><br />・・・いやいやいやいや。<br />初めて、この言葉をこっち側から聞いたのが今回の公演なのだけど。<br />これ、なんとも言えない感じなのな。<br />切りたくなくても、泣く泣く切ってる場所とかでもそうなの。<br />ナイスカットです!!つって。<br />高橋2号には電話で口頭で伝えたんだけど。<br />どうしてもリズムを創れないセリフがあって、あのままやるならってやりやすくしたんだけども。<br />わぁ〜。ナイスカットですぅ〜(はあと)みたいな乙女な声で笑いそうになった。<br />中には、各作家さんのカットで、小野寺さんだと気付いていない人もいたようだ。<br />まぁ、役者からだけだよ。作家さんたちは、微妙な思いがあるだろうしなぁ・・・。<br />まぁ、逆もある。<br />今のああゆう感じなら、ないほうがいいかもだからいいよ!なんて作家にね。うんうん。<br />でも、無言の人は怒ってるのかもなぁ。明日が怖いや。<br /><br />でもね。<br />苦渋の決断。<br />ぶっちゃけ、おなか壊れたしね。<br />まぁ、鎮痛剤で、頭痛を押さえ込もうと、立て続けに6錠飲んだのもあるけどもw<br />ぬぐおっ!とか叫びながら赤をいれてさ。<br />ほんで、今日、当日パンフやら、小道具準備やらどんどんやってさ。<br />やってやってやりきって。<br />しばらくしたらね。<br /><br />急にとんでもなく自信が出てきた。<br /><br />この辺が小野寺さんのプレイヤー気質だなw<br />本番が近付くに連れて、こう、大丈夫、行けるぜ!つってどんどん強気になる。<br />作家さんや演出家ってのは、わりに逆だと思うんだけどね。<br />まぁ、神経質な演出家なんて、本番直前、ひっでーことになっから。<br />デビッド・宮原なんかは、神経質ではなく、いい部分で楽観的だからないけどさ。<br />小野寺さんも、楽観的な部分はあって、な〜に、なんとかなるに決まってるがな!つってねw<br />そういう感じもあるんだけど。<br />そこら辺で、更にプレイヤー気質が出てくるわけでしょ。<br />意味のわからない自信ね。<br />その辺は自分でも面白いワイ。<br /><br />バカなのかなぁとか思うんだよ。<br />なんか、役者のナイスカット!の矛盾みたいだなって思うんだよ。<br />このしと、なんか、おかしんじゃねぇの?つって。<br />でも、本番が近付くに連れて、どんどん不安なんてモノを吹き飛ばしていく。<br />舞台でも、ライブでも、イベントでも、毎回毎回。<br />後は、ぶちかませばいいのさ!ってどんどんなっていく。<br /><br />もうね。ひどいから。本当。<br />さしものデビッド・宮原もこの公演全体にまぶした裏テーマのテクはわかるまい!むふふ!!とかさ。<br />つい、一昨日、駄目だし貰ったり、稽古来てくださいよ!なんて言ってたのに、思い始めるからね。<br />ようするに、調子に乗るから。<br />フルスロットルで、バカになっていくんだな。<br />ゲーゲキでも、デビさんとこに突然行って。<br />あそこ、ああいう風なニュアンス入れていっすかぁ?とか突然言い出す。<br />大抵、うん、まぁ、いんじゃないか?で終わっちゃうの。<br />いや、これ、まったく、なんなんだろうね。<br /><br />でもさでもさ。<br />自信なさげに舞台に立っちゃいけないんだよ。<br />だって、お客様はお金と時間をわざわざ割いてくれているんだから。<br />自分でやれるところまでやって、そりゃ、足りないと思うところがあってもやり尽くして。<br />兎に角、イイモノだぜ!って自信の中でステージに立つってのは最低の仕事だ。<br />ほら、お客様にさ。終わった後にさ。どうしても聞いちゃう役者もいるよね。<br />「どうでした?今回?」つってさ。<br />その気持ちもわかるし駄目じゃないんだけどさ。<br />やっぱ、「ね?面白かったでしょ?」って開口一番に言うぐらいがいいと思うんだ。<br />いや、そうじゃないな。<br />どうでした?も、ね?もいらない。<br />目と目が合って、ありがとう!これだけで通じるんだってぐらいの自信が必要だと思うのだよ。<br /><br />デビッド・宮原という人はその辺は慧眼なのだ<br />小野寺さんは、わりにそのデビッドさんの各役者への寸評を記憶している。<br />役者の中には、こいつに余裕があれば凄い変わる!とか、自信もってやればいいだけだ!とかさ。<br />そういう人が何人かいるんだよ。<br />記憶しているから、忘れずにそれは本人に伝えるようにしている。<br />不安にならないでもいいのだ。<br />簡単な心の持ちようで、芝居なんてがらって変わるのだから。<br />(・・・そういう意味で佐野のBLOG読んで、凹んでるので困ったw)<br /><br />本当のナイスカットは。<br />小野寺さんの中の「迷い」をカットした事だ。<br /><br /><br /><a name="more"></a>初舞台の頃なんか、舞台が近くなれば、どんどん不安が増えた。<br />それが今は、そういう精神のコンディションの整え方を覚えた気がする。<br />休むことなくステージに上がるというのはそういう事だ。<br />ブランクがあるとまたあの不安と戦う事になるのだろう。<br />そういう意味では、ライブのように毎月舞台が出来ればいいのにとはつくづく思う。<br />皆は、半年に一回の公演だったり、イベント以来なのだから。<br /><br />本番直前に、峠を作っちゃう。<br />そこを乗り切れば、後はやるだけになる。<br />そういうのって、簡単なようで難しい。<br />精神のコンディションこそ、何せ、一番大事とも言える。<br />その為に、禅寺に行って、精神修行をする役者だっているんだから。<br />やはり、安定した精神とは、簡単に手にいれる事が出来るものじゃない。<br />おいらだって、一度止まれば元に戻るぐらいのモノだと思う。まだまだ。<br /><br />家の前になんだか知らないが、たくさんの荷物がおいてある。<br />なんだこれは?といぶかしんでいたら。<br />明日は年に一度のだるま市だった。<br />そうかぁ。<br />そういえば、だるま市の日は嶋澤の誕生日だったっけか?あと、梶君が一日違い。<br />今回、わりに誕生日が近い人が多いんだよなぁと気付く。<br /><br />よしゃ。<br />明日の稽古前に。<br />お参りしよう。<br /><br />そうじゃないか。<br />不動心を養う、不動尊なのだから。<br />ダルマは、禅の開祖じゃないか。
決定稿
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要旨: この間の通しが終わって、更に台本を吟味する。ここへ来ての大幅の変更は流石にないけれど、細かい部分の微調整やカットなどをする。物語がぶれない範囲でのそれでも大胆なカットも。深夜にちょっとハイになった状態で赤ペンを振るう。消したくないニュアンスもいくつかあるけれど、何度も頭の中で繰り返し確認をする。リズムの為に犠牲になっちゃう部分もあるけれど、これでいいはずだ。中には、自分でその芝居を全て声に出して読んでみて、ストップウォッチで時間を出す物も。一個一個の作品では惜しい部分もあるけ...

この間の通しが終わって、更に台本を吟味する。<br />ここへ来ての大幅の変更は流石にないけれど、細かい部分の微調整やカットなどをする。<br />物語がぶれない範囲でのそれでも大胆なカットも。<br />深夜にちょっとハイになった状態で赤ペンを振るう。<br />消したくないニュアンスもいくつかあるけれど、何度も頭の中で繰り返し確認をする。<br />リズムの為に犠牲になっちゃう部分もあるけれど、これでいいはずだ。<br />中には、自分でその芝居を全て声に出して読んでみて、ストップウォッチで時間を出す物も。<br />一個一個の作品では惜しい部分もあるけれど、全体を見極めて、細心かつ大胆に。<br /><br />相武さんや池田の台本の一部をカットする時はどうしても心が痛む。<br />自分の台本なら、どうということはないはずなのに、気を使ってしまう。<br />でももうあと数日で本番というギリギリの瀬戸際。<br />どこか心を鬼にして苦渋の決断もしなくてはいけない。<br />短い台本だと逆に切れないけれど、長尺の台本だと、切ったほうが良くなる。<br />間違いなく切ったセリフの幾つかには、作家的には拘っている部分があるはずだ。<br />映画やドラマでも脚本家と監督で、そこで、もめる事があるという。<br />まぁ、もめる事はないと思うのだけれど。<br />書いたときのコダワリなども見えてくるだけに、心は痛い。<br />結果的にお客様が意味がわからない!となれば、全て、おいらの責任というだけだ。<br />出演者全員にやると宣言した以上、やる。それだけの話だ。うん。<br />・・・と言いつつも、どこか未練は残っているけれど。<br />それでも、全体の流れ・・・何分の作品があって、次に何分の作品が来て・・・を考えるしかない。<br /><br />通しの時に舞台監督の成田血糖値に各作品の尺と、全体の尺を両方記録してもらう。<br />そのメモとの闘いだった。<br />そのメモには、全体の尺と、芝居だけでの尺も記録されている。<br />転換で、何分使っているかまで書かれていたのは助かった。<br />転換で、このぐらい削ろうという目標があるから、あとさ作品ごとのタイムだった。<br />最初に尺を出した日の尺を引っ張り出し、短くなってるもの、伸びているものからの検討だった。<br />幾つかの作品ではダイエットに成功していたのに、数分単位で伸びているもの、変わってないものとあった。<br />そういう部分から調整しなくてはいけない。<br />最初に尺を出したその時間で、順番も吟味されているのだから。<br /><br />そして今朝方、ようやく決定稿が出来上がって、各役者に送信した。<br />FAXしかない役者にはFAXで送った。<br />あと一人、電話で連絡すれば済むだけだ。<br />ついさっきだけど、当日パンフとアンケートの入稿もなんとか間に合った。<br />(・・・印刷屋さんにある在庫の問題で紙のサイズが変わるというアクシデントはあった)<br />そして、小道具作りも終了。<br />今は、小屋に入ってからやらなくてはいけない演出をまとめている所だ。<br />あそことあそこは、照明音響コミコミじゃないと出来ないな・・・。<br />そういう部分だ。<br />実際にスピーカーから出てくる音のイメージはまったく稽古場とは違う。<br />照明だって、ある程度までしかイメージできない部分だってあるのだ。<br /><br />そういえば、積込班からの連絡がない。<br />どうも小野寺さんをハブにしているらしい。<br />何人かの男性陣で既に連絡を取り合って、担当が決まってるようだ。<br />いらぬ気使いをしているなぁ。<br />いいのになぁ、小野寺さんをこき使えば・・・。<br />どうせ、時間がないのも忙しいのも一緒なのだ。<br /><br />なんとなく、シャワーを浴びた。<br />入稿や小道具が終わったからだ。<br />一度頭をクリアにしようと思った。<br />なんとなく、抜け出なければいけないと思った。<br />そして、抜け出したはずだ。<br /><br />決定稿なんて、本当は決定稿じゃない。<br />文字に起こせない部分もあるし、小屋入りしてから変わることもある。<br />いや、それどころか、本番中に変わることすらあるんだ。<br />酷い時なんか、本番中の袖で言われて、出る直前に変わった事もあるぐらいさ。<br />だから、本当の決定稿なんかない。<br />恋のからくり夢芝居、稽古不足を幕は待たないってなわけだ。<br /><br />いつもの本公演だと必ずリピーターが出る。<br />明日も観たいんですけど・・とお客様に突然頼まれる。<br />今回はそういう事は起きるのだろうか?なんて思う。<br />何度だって観たいと思わせるような作品をおいらたちはやってきたのだ。<br />そして、回によって違うのが、生の舞台。<br />最近は、複数回観てくださるお客様も増えてきた。<br />だから、台本なんてモノは結局、決定でもなんでもない。<br />舞台上に、現れたモノこそ、舞台なのだ。<br /><br />たった5回しかステージはない。<br />ゲネプロを含めたって6回だ。<br />悔いの残らぬよう、最後の一瞬まで、絞り尽くすのだ。<br /><br /><a name="more"></a>当初からのコンセプト、目標、全体感。<br />そういうものをずっとずっと優先してきた。<br />台本を書くときですら、そこを考えながら書き始めた。<br />自分のやりたい事、書きたい事、そういうもののいくつかは犠牲にしているかもしれない。<br />自由にやりたい事を詰め込めば、収拾がつかなくなるのはわかりきっている。<br />ここに、こんな作品が欲しい・・・という部分から進めたように思う。<br />オムニバスとはつまり印象の連続という事なのだと思う。<br />どんな印象が必要か?そのパーツ探しだった。<br />そして、それは今も続いている。<br /><br />わかりやすさは大事だけれど。<br />お客様にわからない部分もあっていいと思っている。<br />だから、裏のテーマはそこここにばら撒いている。<br />池田や相武さんの作品にすら、そういう部分を演出で埋め込んででる。<br />きっと、それは、わからないだろう。<br />ただ、なんとなく印象として残るぐらいのものなはずだ。<br />その程度にしか、触っていない。<br />ただ、その印象は少しずつ繰り返されるのだから、きっとなんとなくは伝わると思ってる。<br /><br />おいらを支えているのは。<br />足りない小野寺さんの演出に一生懸命答えてくれる役者だ。<br />うちの役者を観てくれ!お客さん!!と大声で言いたい気分だ。<br />今回のこの作品の中心にあるのは、常に役者なのだ。<br /><br />それこそがコンセプトじゃないか。
照明打ち合わせ
カテゴリ ノート
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要旨: 照明の河上賢一さんと照明打ち合わせをしてきた。TEAM-Kの平社長と共に。オムニバスのため、大道具を立てこむのではなくシンプルな舞台を照明で転換していく。その打ち合わせだ。微細な部分まで徹底的にやる。こんな時、昔、自分で舞台を創った時に、予算を削る為だけに、照明の勉強をしたことが役に立つ。こういう照明はこういう効果がある、ここでこうすれば、こうなる。単純な事のようで、意外な効果が出る。そういうのを照明さんについて、手伝ったり教わったりして回った事だ。デビッドさんは、照明につい...

照明の河上賢一さんと照明打ち合わせをしてきた。<br />TEAM-Kの平社長と共に。<br />オムニバスのため、大道具を立てこむのではなくシンプルな舞台を照明で転換していく。<br />その打ち合わせだ。<br />微細な部分まで徹底的にやる。<br /><br />こんな時、昔、自分で舞台を創った時に、予算を削る為だけに、照明の勉強をしたことが役に立つ。<br />こういう照明はこういう効果がある、ここでこうすれば、こうなる。単純な事のようで、意外な効果が出る。<br />そういうのを照明さんについて、手伝ったり教わったりして回った事だ。<br />デビッドさんは、照明についてはわりに知らないから、照明さんに任せるよ!と投げる部分が多い。<br />このシーンだけ、ちょっと、なんかしたいんだよ!とか、そういう風に頼んだりする。<br />逆に、転換の部分の早い切り替わりなどの段取りは、小野寺さんが代理で伝える事も多い。<br />そういう意味では細かい指定、イメージの伝達は、前方公演墳では珍しい。<br />もちろん、もう20公演以上も一緒にやっている信頼したスタッフさんだからというのもあるけれど。<br />ここは、このぐらいの感じで・・・とか、ここは、印象的な色を下さいとか。<br />むしろ普通の劇団の演出家よりも細かい支持だったかもしれない。<br /><br />照明の打ち合わせ、段取りを決めていくだけで、どんどんイメージは広がる。<br />ここだけ台詞先行で、残りは灯り先行で!なんて指示も、すごい具体的だ。<br />イメージも明確だし、役者が思っている以上の効果がここで展開されていく。<br />まだまだ机の上の話だけれど、実際、二人で、役者が立ったステージの状況が見えている。<br />灯りが変わるキッカケ部分も、台本上の照明さんなりの解釈と演出意図の刷り合わせになる。<br />この具体的な感じを、なんていうか、もっともっと役者にも伝えなきゃなぁとは思った。<br />小屋入り後、いつも役者はびっくりするんだよな。照明効果に。<br />ああ、こんな感じだったのか!ってさ。<br />照明さんの解釈任せもあるし、自分なりにイメージを伝えて小屋入り日待ちもある。<br />逆に、小屋入ってから、試してみようというのも幾つか。<br />どひゃーーー。大変だなーー。わっはっは。<br />でもさ、創造的だぜ。クリエイティブなのさ。楽しい作業さ。<br /><br />話し合いの中で。<br />まぁ、当初から少し考えてたアイデアがあって。<br />でも、ちょっと難しいかな?って思ってた事が出来そうになった。<br />まぁ、さしたることじゃないんだけどさ。<br />そのまま、平社長とハンズに行って、それが出来る事を確認したのさ。<br />うん。これで、随分、中身が鮮烈になるはずさ。<br /><br />まぁ、照明なんかね。<br />お客様に注目してくださいなんて言わないよ。<br />あくまでも、芝居の補助でしかないからさ。<br />でも、その補助が、様々な芝居に意味を付けていくんだ。<br />芝居でついているんだけど、それをより」効果的にしていくという意味でね。<br />同じようにそして、音響もある。<br /><br />相武さんの音楽についてもKORNさんと昨晩打ち合わせてた。<br />まだ増えそうだし、まだまだ変わりそうな気配だ。<br />いや、小屋入ってから変わる可能性だってあるんだ。<br />音楽は、もう、任せるだけ任せる。<br />演出都合と、重なるところはもちろんやるけれども。<br />既に、相武さんとKORNさんで結構詰まってた。<br />パツパツだと思うよ、相武さんもさ。うん。でもオレ、頑張るよ。<br />鎮痛剤がぶ飲みで、頭痛殺してやるw<br /><br />そろそろ役者が本番の夢を見始める時期だ。<br />どんな夢だろう?<br />どんな風に見えるだろう。<br /><br />大丈夫、大丈夫。<br />無理しよう。<br />こっからだい。<br /><br /><a name="more"></a>泰然自若でありたいのぉ。<br />音響打ち合わせ、大道具打ち合わせ、照明打ち合わせが終わる。<br />後は、芝居やら、ブリッヂやら、どんどん考えていくしかないのさ。<br /><br />パワーをね。<br />はみだしてくるパワーをね。<br />感じて欲しいの。<br />どんどん、色々な人に。<br /><br />いつもはさ。<br />本番中、楽屋で喋っても客席に聞こえない。<br />でも、今回は小劇場。<br />当たり前のように、裏で喋れば声が漏れるんだよ。<br />だから、裏も必死になるんだろうなぁ・・・。緊張してさ。<br />今から、それを考えるだけでどきどきするのさ。<br />しちゃうのさ。<br /><br />劇団員からエールのメールも届き始める。<br />もうやるしかねぇべな!!